大型連休が終わり、1週間なんとか仕事を終えた週末。しかし、仕事の疲れもどこへやら。幕張メッセは熱気であふれていた。それは5月12日、13日、14日の3日間『KCON JAPAN 2023』が開催されているから。コロナ禍で再び韓国カルチャーが盛り上がりを見せ、その期間に“沼入り”したファンの中にはこのような大規模イベントに初めて参加するという人も多かったのではないだろうか。
そんな『KCON JAPAN 2023』2日目の様子を紹介する。
コンベンションフロアに入ると、視界に収まらないほどのブースが眼前に広がり、思わず気持ちが高まった。ファッション、ビューティー、ダンス、イベント、アーティスト、ヘルス、観光、フード…様々なジャンルコーナーで、開場と同時に続々と大行列が作られていった。
中でも今回、大きな目玉となったのは『KCON JAPAN 2023』と『TOKYO GIRLS COLLECTION』が強力タッグを組み、日本を代表する人気モデルとアーティストがランウェーを歩くという、新たな試みだ。司会はPENTAGONの日本人メンバーYUTOと、IZ*ONE(アイズワン)で活躍した矢吹奈子が担った。
トップバッターとして池田美優がランウェーをさっそうと歩き、カリスマ性を見せつけると、川口ゆりな、ゆうちゃみらが続いて登場。みちょぱは「このような企画は初めての経験。お客さんとの距離がとても近くてうれしかった。最近は、日本の流行を作り出すのは韓国が主流。映像や作品も面白いので、私もたくさんYouTubeを見ている。今日を気に、TGCにも遊びに来てほしい」と呼びかけた。
そしてDXTEENメンバーが姿を見せると、歓声はさらに大きくなった。初めてランウェーを歩いた感想を聞かれ「たくさんの方にかっこいい姿が見せられて良かった」「ランウェーは夢だったのでうれしかった」「エネルギーや元気を届けたい」などと明かす。
STACY(ステイシー)は“しまむらpresents”でポップなパフォーマンスを披露。さらにファッションとステージのスペシャルコラボーレーションという革新的ステージを見せ、観客を驚かせた。
“モッパン(食事しながら放送すること)ステージ”では村重杏奈、本田仁美、矢吹奈子がそろい、先輩後輩トークを展開。村重「これ、私たちのファンイベント!?」と笑わせた。またカン・テリとヒョクがビューティートークをしながら、注目コスメを実演するなど、コスメファンの好奇心も引き付ける。
その後、モデルとしてCSR、KINGDOM、PURPLE KISS、8TURN(エイトーン)のスペシャルファッションステージも展開され、双方のファンがそれぞれの魅力を知る機会となった。
夕方には、この日ライブステージに出演するアーティストたちのレッドカーペットが行われ、幸運にも当選したファンがパフォーマンスを控えるアーティストの意気込みを生で聞くのだった。
そして夜は豪華アーティストがここでしか観られないステージを披露。朝10時から始まった、熱くて長い1日は幕を下ろした。