京都市内で13日に行われたTBSドキュメンタリー映画祭「オートレーサー 森且行 約束のオーバルへ」の舞台あいさつに、元SMAPでオートレーサーの森且行(49)が穂坂友紀監督(44)と登壇。オートレースとSMAPへの熱い思い、周囲への感謝を語った。
同作品は2021年1月の落車事故で命の危険もあった大けがを負いながらも、復帰を目指す森の2年間を追ったドキュメンタリー。森は「足のしびれは一生治らないみたいですよ」とサラリと言いながら「そこをカバーする筋肉を付けて乗れています」と前向きな姿勢を見せた。
復帰へ向けて周囲からの励ましがあったからこそ、過酷なリハビリに耐えることができた。「リハビリの先生だったり、パーソナルトレーナーの先生だったり、いろんな方の支えがあって…。神経障害が残っている中でも、こういうトレーニングをすると、こういう風に力が入りますよと教えてもらったので」と感謝。毎週のリハビリやトレーニングで、レースで走れる体を作ってきた。
今年4月6日の復帰戦では見事に1着。レース前に香取慎吾から「負けてもいいよ。人生、死ぬまでチャンスがあるから」、草彅剛からは「復帰できただけで勝ちだから」とメッセージを受けたことが、重圧をはねのけてくれたという。「5人が頑張っていてくれているから、僕も頑張ろうという気持ちになる。それが一番でかいですね」とSMAPの仲間の活躍が原動力になっている。
復帰後の優勝はまだないが、2場所連続で優勝戦に進出と調子を上げている。「ぜひ、みなさんオートレース場に足を運んでください。僕からの車券はほどほどに。ノミ心(ノミの心臓)なので」とジョークを交えて笑わせながら、オートレースをアピールした。