大怪獣〝ガメラ〟が登場する人気特撮シリーズの最新作「GAMERA -Rebirth-(ガメラ リバース)」で、ガメラと敵対する5怪獣の3体目となる海中の怪獣「ジグラ」が7日、インテックス大阪で公開中の「大阪コミコン2023」で発表された。新作は年内に動画配信サービス・ネットフリックスで全6話のアニメシリーズとして配信される。
ギャオス、ジャイガーに続く怪獣となったジグラは、水中を超高速に移動することが特徴。ジグラのビジュアル、ガメラと怪獣が対決する怪獣プロレスビジュアルが新たに公開された。残る2体の怪獣は、今後発表される。
1989年の夏休みを舞台とする物語に登場するメインキャラクターは6人。
小学6年生の主人公ボコ(本名・和多大輝)を演じる金元寿子は「歴史ある「ガメラ」作品に関わることができて嬉しく思います!今まであまり演じたことのない役だったので緊張しましたが、ボコが抱えている葛藤や心の内をどんな風に表に出すのか、多感な時期の男の子を新鮮に感じながら収録に臨みました。ガメラと出会いボコ達はどうなっていくのか、ぜひ楽しみにしていてください」と意気込みを語った。
ボコとは幼馴染みで腕っ節の強い兄貴肌ジョー(本名・松田了)を演じる松岡禎丞は「今回映像の迫力が凄まじいことになっています!見ている側も、そこにいるかのような空気を感じ取れますし、登場人物の関係も、笑えて泣ける話になっているのでぜひ見ていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!」と、ボコの級友でSFとミリタリーとオカルト好きのオタクであるジュンイチ(本名・市原純)を演じる豊崎愛生は「不朽の名作『ガメラ』の世界に、素晴らしいスタッフ、キャストのみなさんと一緒に携わることができて光栄です。ジュンイチという子を魅力的に演じられるようにがんばります。子供たちの大冒険と成長物語、そして大怪獣たちの競闘をお楽しみに!」と談話を寄せた。
在日米軍司令官の父と日本人の母の間に生まれ、物語冒頭でボコとジョーとジュンイチのお金を巻き上げる不良じみたブロディ(本名:ダグラス・ケン・オズボーン)を演じる木村昴は「歴史ある『ガメラ』という作品に携わることが出来、心から嬉しく思います。ブロディは、少々嫌味なところもありますが、実はビビりな一面もあったりと、物語を通して見ていると憎めない愛すべきキャラクターです。大迫力のアクションと映像美で描かれる新たな『GAMERA -Rebirth-』に、ぜひともご期待ください!」とコメントした。
日系アメリカ人3世でユースタス財団のエージェントを務めるジェームズ・タザキを演じる宮野真守は「歴史ある『ガメラ』、そして新たな歴史を踏み出すアニメ化に参加できる事、心より光栄に思います。僕の演じるタザキは、大人の立場として、ボコたちと関わり、巻き込まれ、悩み、時には導き、存在を示していきます。本作はボイスを先に収録するプレスコの形で行われましたが、今の段階で出来上がってきた映像も見させていただきました。ものすごい迫力です。激しい戦いは圧巻です。未だかつて見た事のない、新たな『GAMERA -Rebirth-』を、是非楽しみにお待ちください」と、ユースタス財団でタザキの助手であるエミコ・メルキオリを演じる早見沙織は「瀬下監督によって描かれる『GAMERA -Rebirth-』に参加することができて、大変嬉しく思います。エミコさんは穏やかながらもミステリアスな女性です。プレスコ収録でしたので、イメージを膨らませながら、緊張感を持ってマイクに向かいました。息を呑むほど生々しい質感と大迫力の映像を、ぜひお楽しみくださいませ」と、それぞれが述べた。
監督は『ルパン三世VS キャッツ・アイ』『GODZILLA』の監督、『すずめの⼾締まり』CG キャラクター演出を担当した瀬下寛之⽒が、脚本は『幼⼥戦記』を⼿掛ける猪原健太⽒、怪獣デザインは平成ガメラ以降の全作に携わった髙濵幹⽒が務める。新作の主題歌とエンディングテーマは、人気ロックバンド・WANIMAが担当する。
◆あらすじ…最後の夏。友達。そして怪獣—。1989年夏、小学6年生のボコ、ジョー、ジュンイチは、小学生最後の夏休みを迎えていた。それぞれの心にある、将来に対する漠然とした不安。そんな3人の前に、在日米軍司令官の息子、ブロディが現れた。3人で貯めた現金をうばっていくブロディ。怒ったボコたちは、お金を取り返すための作戦を計画する。その作戦を実行しようとした時、町に危機が訪れる。怪獣ギャオスが突如、東京に襲来したのだ。ギャオスによって廃墟となった町に立ちすくむ4人。ギャオスが彼らに狙いを定めた時、巨大な怪獣が現れる。その名はガメラ。これが4人の「怪獣の夏」の始まりだった。次々と現れる怪獣。傷つきながらも戦うガメラ。そして少年たちは伝説を目撃する。