俳優のジャレッド・レト(51)が、ファッションデザイナーの故カール・ラガーフェルドの愛猫に扮して今年のメットガラに出席した。ジャレッドは1日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催された毎年恒例の同チャリティーイベントで、故ラガーフェルドが飼っていたシュペットちゃんをイメージしたネコのボディースーツを着用、白いふわふわの足で赤、青、クリーム色のカーペットを闊歩、前足でカメラに向かって手を振った後、シュペットの頭部を脱ぎ、カメラの前でポーズを取っていた。
故ラガーフェルドは愛猫だったシュペットちゃんに1億5000万ポンド(約257億円)の遺産を残したと言われている。
「カール・ラガーフェルド:ア・ライン・オブ・ビューティー」と題された今年の同イベントは、2019年2月に85歳で他界した同ファッション界の大御所がテーマで、「ラガーフェルドに敬意を表した」ものがドレスコードとなっていた。
ジャレッドはレッドカーペット上で、猫のコスプレをしようと思った理由について『エンターテイメント・トゥナイト』にこう話している。「僕はカールを知っていた。彼はいつも僕に優しくしてくれたよ」「満面の笑みでシュペットを見下ろしている姿が目に浮かぶよ。ここでサポート出来る事を嬉しく思っている」
ジャレッドといえば、これまでのメットガラに、自身の生首を持ってきたり、デザイナーを連れてきて頭の先からつま先、髪型に至るまで寸分違わないクローンのような“双子コーデ”を披露してきた。
そんなジャレッドは、自身もプロデュースを手掛ける新しい伝記映画で同デザイナーを演じることになっており、昨年同作品についてウィメンズ・ウェア・デイリーにこう話していた。「これはフルサークル的瞬間だと感じているよ。カールは僕達がしていることを誇りに思ってくれるだろう」「カールはアーティストだった。彼はファッションデザイナーで写真家、そしてアーティストだった。彼を定義することなど出来ない。彼は創造的なパワーハウスだったんだ」