ロックバンド「デュラン・デュラン」が、ハロウィン・アルバムをリリースする意向を明かした。同バンドは昨年ラスベガスで、大好きだというハロウィンをテーマにした2公演を敢行、食屍鬼のようなメイクと衣装で、スージー・アンド・ザ・バンシーズの『スペルバウンド』、ザ・スペシャルズの『ゴースト・タウン』、リック・ジェームスの『スーパー・フリーク』のカバー曲を演奏していた。
キーボード奏者ニック・ローズは、レコード・コレクター誌のニューウェーブ・レジェンド特集でこう語る。「ラスベガスでのショーはとても楽しかった」「デュラン・デュランのハロウィン・アルバムというアイデアは、『なんでそんなことをするんだ』と言われそうなクレイジーなアイデアだけど、僕は気に入っている。まさに、僕らがこれまでやってきたことと全く違うからなんだけど」
同バンドはすでに、元メンバーだったギタリストのアンディ・テイラーとレコーディングを開始しているという。アンディは2006年にバンドを脱退、昨年11月にロックンロールの殿堂入りを果たした際、ステージ4の前立腺がんと5年間闘っていることを明かしていた。
ベーシストのジョン・テイラーはアンディとの再タッグについて、こう続けた。「殿堂入りの2日前にアンディが爆弾発言をして、本当にショックで、ひどく悲しかった。今、年末に発売されるアルバムに取り組んでいて、彼はギターを弾いている」「アルバムにはカバー曲がたくさん入っていて、僕らが子供のころの思い出の曲も入っているんだ。だから、彼がそのプロジェクトの一部になってくれたことは素晴らしいよ」
またジョンは、セッションは撮影され、ドキュメンタリーとして扱われる可能性を示唆、ほとんどのレコーディングはロサンゼルスとロンドンで行われる一方、フロントマンのサイモン・ル・ボンはイビサ島に飛び、アンディのスタジオで一緒にレコーディングする予定だという。