韓国の“ゴールデングローブ賞”と呼ばれる、総合芸術賞授賞式『百想(ペクサン)芸術大賞』が28日に開催され、錚々たる俳優陣が顔をそろえた。
同授賞式の対象となる作品は、前年度の春から12カ月の間に、公開された映画、または放送された作品とされている。
毎年豪華な有名人が一堂に会するのだが、今年は特に「どの部門も、誰が受賞しても不思議ではない」と言われるほど、実力者ぞろいとなった。
それは、映画部門の新人賞候補者に、すでに俳優としての地位を確立しているソ・イングクやGOT7(ガットセブン)のパク・ジニョン、IU(アイユー)がノミネートされたことも、話題を集めた要因だろう。
そんな映画部門の男性新人賞で栄冠を手にしたのは、パク・ジニョンだった。彼は「聖なる復讐者」(5月12日より日本公開)で、荒っぽい兄と知的障がいを持つ弟という一人二役に挑み、その演技力が認められた。
壇上に立ったパク・ジニョンは、少し声を震わせながら「名前を呼ばれてとても驚きました」と言い、自身を信じて役を与えてくれた監督に感謝の言葉を伝えた。また5月8日に軍入隊が決定しており「(軍服務を)しっかり務めて帰ってきます。そして先輩たちのように、長く演技をし続けたいです」と締めた。
映画部門の、男性最優秀演技賞には「フクロウ」に出演したリュ・ジュンヨルが選ばれた。マイクの前でしばらく言葉にならない表情を見せながら「この場に立てるようになるまで、僕の失敗を受け止め、許してくださった全ての方たちに、感謝の気持ちを伝えたいです」と、感想を述べた。