ウルトラマンなどの特撮作品でおなじみとなっている敵の攻撃をバク転で回避するシーン。この「バク転回避」の実用性を検証した動画がSNS上で「カッコいい~」「ちょっと感動」「『ウルトラマン、回ればなんとかなる』が証明された瞬間」と話題を呼んでいる。
バク転してる人(@1upcontinue)さんが12日に自身のTwitterに検証動画を投稿。テーマは「アクロバットにおける回避性能」。ランダムに投げられた軽めのボールをアクロバット技で回避し、その回避率を調べるという夢とロマンが詰まった内容だ。
モンハン式緊急回避、側宙(側方宙返り)など…。さまざまな技で検証した結果、意外な高回避率をたたき出したのが、バク転。動画では敵の攻撃(ボール)を見事に回避している。この結果には、約2.6万件の「いいね」とともに「カッコいい~」「あんなのウソじゃね?ってずっと思ってたけど、そうでもないということが分かってちょっと感動」「確かに見たら感じる、狙う側からしたら、めちゃんこ狙いづらい」などのコメントが寄せられた。
また「『ウルトラマン、回ればなんとかなる』が証明された瞬間」「ウルトラマンでの、あの回避は割と効果的だったのか…」「ウルトラマンレオは正しかった」との声も。ウルトラシリーズでは、ウルトラマンがピンチの状況を回転技で脱するのが、昭和から脈々と受け継がれてきたお決まり。アクションの域を超えて、定番技の実用性が証明されたかもしれないとあって、リプライ欄は大きく盛り上がった。
ただ残念ながら、バク転以上に高い回避率を記録した技が…。それは、まさかの「シンプルダッシュ」。そもそも、バク転が高い回避率をほこるのはバク転中だけで、ひとたびバク転を終了すると、被弾する可能性が格段に高まるという本末転倒の欠点が存在した。動画内でも「ダッシュが無難」という検証結果に落ち着いてしまった。
バク転してる人さんも、バク転の一定の回避効果は認めつつ「実際に攻撃力のあるものであれば、おそらく恐怖や不安感、当たった時の衝撃で精度は落ち、そこから当たりやすくなるだろうと思います」と分析。攻撃を目視していないので、運の要素が強く「やはりアクションの範囲からは出ないというのが僕の率直な感想」とした。
「アクロバットで、アニメと現実の差を確かめていくというのが趣味」というバク転してる人さん。ジャッキー・チェンの影響で、14歳からバク転を極め始め、現在28歳。「昔、似たようなことを共にしていた周りの友達や先輩・後輩は、就職や結婚など人生のステージをどんどん駆け上がっていて少し寂しく思い、バク転を続けることにひるむ時があります」と心境を吐露した。しかし、今回の大反響については「これからも迷いなく続けることができます。検証した事について忌憚(きたん)のない意見をたくさんいただけて感無量です」と思いを寄せた。
バク転してる人さんは現在、都内で「パーソナルトレーニング&キックボクシング『シェイプラボ 清澄白河駅前店』」を経営。気軽にカラダとココロを整える空間を提供している。
詳しくはコチラ→https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000533469/