俳優ニコラス・ケイジ(59)が、数百万ドルの借金は不動産暴落のせいだと明かしている。1億5000万ドル(約200億7600万円)の財産を浪費し、630万ドル(約8億4000万円)の固定資産税を国税庁に支払わなければいけなかったニコラスは、借金を完済するためにあらゆる俳優の役を引き受けていたと報じられる一方、経済的苦境の中でも自己破産申立はしたことはないと強調している。
昨年9月に5番目の妻であるリコ・シバタ(28)との間に第1子を授かり、3児の父となったニコラスはCBSのインタビューでこう語った。「不動産に過剰に投資していたんだ。不動産市場が暴落して、抜け出すのが間に合わなかった」「全部返した。600万ドル(約8億500万円)くらいだったよ。破産申請はしていない」
また、その時分は「暗黒の時代」だったかとの質問に、「確かに暗かった」「仕事はいつも僕にとって守護天使だった。傑作ではなかったかもしれないけど、それでも仕事だ」「たとえ最終的に映画が駄作であっても、いい加減な仕事をしたわけではないと分かってもらえてると思う。きちんと向き合った」と答えていた。
そんなニコラスは2019年8月には、経済的な理由という背水の陣で仕事をすることについてニューヨーク・タイムズ紙にこう話していた。「具体的なことや割合や比率には触れられないけど、そうだね、お金は要因の一つだ」「そのことについては、すっかり率直に言うよ」「関与する映画が完全にうまくいくかどうかは別として、僕は何かを提供できるし、見ていて楽しいものになると思わなきゃ」「過去に過ちを犯し、それを修正する必要があったことは周知の事実だ」「経済的な過ちは、不動産の暴落で、稼いだお金の大半を失ってしまったこと。でも、ひとつだけ、破産申請をするつもりはなかった」