俳優サミュエル・L・ジャクソン(74)と俳優ジョン・デヴィッド・ワシントン(38)が、ネットフリックス製作の映画『ピアノ・レッスン』にキャスト入りしたという。オーガスト・ウィルソンの戯曲をブロードウェイで舞台化した作品に出演していた2人が、映画でもそれぞれの役を続投することになった。
バラエティ誌によると、このほかレイ・フィッシャー、ダニエル・デッドワイラー、マイケル・ポッツ、コーリー・ホーキンズらがキャストに名を連ねている新作は、大恐慌から立ち直れずにいる1936年のピッツバーグを舞台に、チャールズ家と、奴隷にされた先祖が彫ったデザインが施されている家宝のピアノに関するストーリーだ。
『TENET テネット』の主演で知られるジョンは、1987年のオリジナル公演で、サミュエルが演じた役柄であるドーカー・チャールズの甥ウィリー役を演じる。
2021年に映画化が発表された同作品では、マルコム・ワシントンが監督、ヴァージル・ウイリアムズが脚本を担う。舞台版は、27回のプレビュー公演と124回の通常公演を行い、当時リバイバル作品としては最も収益を上げた舞台作の1つとなった。
ネットフリックス製作の今回の映画には、ジョンの父親でアカデミー受賞俳優のデンゼル・ワシントンも出演するほか、オーガストの戯曲を映画化した『フェンス』や『マ・レイニーのブラックボトム』の製作を担ったトッド・ブラックも参加している。