ジョン・デヴィッド・ワシントン(38)が、俳優の道を歩むにあたりアカデミー賞受賞歴のある父デンゼル・ワシントンが「失敗する自由」を与えてくれたと振り返った。
アメリカンフットボール選手として活躍していたジョンは、ドラマ『ballers/ボーラーズ』で俳優デビューを果たした後、『ブラック・クランズマン』や『TENET テネット』といった映画で主役を獲得したが、対処法を教えてくれたのは父親だったという。
デンゼルがオ-ガスト・ウィルソンのピューリッツァー賞受賞作『フェンス』でトニー賞を受賞してから12年後の今年、同劇作家による『ピアノ・レッスン』でブロードウェイデビューするジョンは、同作の記者会見で、父親から教わったことを質問され、こう答えている。
「失敗して、発見して、その失敗により成長する自由だ。そういった心地よくない状態の中で、アーティストとしての自分の最高の部分を見つけるんだよ」
さらに、「(父親が)観ている時は舞台で緊張するかって?まだそれはわからない。そうなるかもね。僕の監督からの注意書きについて考えているから、それについては考えてはいないよ。彼がどう思うかなんてことでナーバスになる時間があるかどうかは分からないな」と続けた。
ジョンは10月に始まる同舞台で、サミュエル・L・ジャクソンと共演、1987年の初演でサミュエルが演じたボーイ・ウィリー役を演じる。