ゴールドスミス・カレッジでイラストレーションを学んだクワントさんは、卒業後、高級帽子店エリック・オブ・ブルック・ストリートで修業を始めた一方、夜間クラスで裁断や市販の型紙から自分が思うような服を作る方法を学んだ。60年代末のイギリスでは、約1000万人の女性がクワントさんによるアイテムを少なくとも1つは持っていたというほどの成功を収めた。70年代もファッション界のパイオニアとして活躍を続け、ベッドリネンやカーペット、壁紙、スイムウェア、ジュエリーなどのデザインも手掛けた。
クワントさんの訃報を受け、ツイッギー(73)が故人を追悼する言葉をインスタグラムに綴っている。イギリス初のスーパーモデルだったツイッギーは、クワントさんのモノクロ写真を投稿、「マリー・クワントは、50年代末から60年代初期にかけて、若い女性達に多大な影響を与えました」「彼女はファッションに革命を起こし、素晴らしい女性起業家でした。彼女なしでは、あの1960年代にはなっていなかったでしょう。遺族の方々にお悔やみを申し上げます。デイム・メアリー、安らかに」とキャプションを付けている。