昨年9月に事実に基づかない発言をしたとして、謹慎から復帰後は現場取材を行っていたテレビ朝日の玉川徹氏が3日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」に本格復帰した。
キャスターの羽鳥慎一に「玉川さんが今日から冒頭から出演となりますのでよろしくお願いいたします」と紹介された玉川氏は、「この半年間、原点に立ち返り取材を続けてまいりました。今後も取材というインプットを大切にして、放送というアウトプットを続けていきたいと思ってます。ひるまず怠らず務めてまいりたいと思います。皆さん、よろしくお願いします」と神妙に頭を下げた。
俳優、タレントの石原良純、元財務官僚・弁護士で信州大特任教授の山口真由氏とコメンテーターとともに並んだ姿に、羽鳥は「冒頭から久しぶりに3人そろいました」と、しみじみ。
石原が「パーテーションが取れたら近いっ!」と話すと、羽鳥は「ちょっと新年度ということなんでアクリル板は外しまして。皆さん映ってないとこではちゃんとマスクしたりとかいろいろ。マスクはそれぞれ個人の自由ですがやってますけども、番組としてはなしということで」と、コロナ前に戻した態勢を説明した。
玉川氏は昨年9月28日の放送で、安倍晋三元総理の国葬での菅義偉前総理の弔辞について「電通が入ってます」などと発言し、10月4日付けで謹慎(出勤停止10日間)の懲戒処分に。同19日に謝罪とともに復帰したが、その後はスタジオのコメンテーターではなく現場の取材を続けていた。