英伝説バンドメンバーが死去 76歳 1000万枚突破の大ヒット曲作詞 “非公式”国歌も手掛ける

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キース・リード
キース・リード

 英国のバンド「プロコル・ハルム」の作詞家・キース・リードが死去した。76歳だった。キースは、イギリスの同プログレッシブ・バンドの12枚目で最後のアルバムとなった2017年の『乙女は新たな夢に』を除き、全世界で1000万枚以上を売り上げた大ヒット曲「青い影」など、ほぼすべての曲の歌詞を書いたことで知られている。演奏はしなかったが、バンドの正式メンバーとして作詞を手掛けていた。

 29日、2017年の解散当時のバンドメンバーだったギタリストのジェフ・ホワイトホーン、ベーシストのマット・ペグ、キーボードのジョシュ・フィリップス、ドラマーのジェフ・ダンは、フェイスブックでこう故人を偲んでいる。

 「キース・リードが他界した事を聞き悲しみでいっぱいです。キースは事実上プロコル・ハルムのすべての曲の歌詞を書きました。彼の歌詞は他に類を見ないもので、バンドによって作成された音楽を形作る手助けになり、また彼の想像力豊かでシュールで多層的な言葉はプロコルファンにとって喜びで、デザインによる複雑さは強力な付加となりました。ご家族や友人にお悔やみを申し上げます」

 また別の声明によると、キースは数年間はがんの治療を受けていたそうで、「2023年3月23日にロンドンの病院でキース・リードが突然他界したことを発表しなければならないことは非常な悲しみを伴います。彼はこの数年間ガンの治療を受けていました」「キースはプロコル・ハルムの共同創設者兼作詞家で、同バンドの大ヒット曲で謎めいた歌詞を含んでいた『青い影』を書いたことで知られています。彼はいつも、人生の終わりに、それが何を意味するのかを説明すると言っていましたが、残念ながらその機会は得られませんでした」「キースはエンターテインメントの世界で他に多くのプロジェクトに関わってきました。非公式のオーストラリア国歌として知られるジョン・ファーナムが歌う『ユー・アー・ザ・ヴォイス』も共同制作しました」「私たち家族は、多くの方々からの追悼のメッセージに感謝しています」と綴られている。

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