転売購入に待った!5分で即完「ちいかわミニゴーフル」 公式が「限定商品ではなく通常の商品」とアナウンス

藤丸 紘生 藤丸 紘生
発売とともに即完売した神戸風月堂のちいかわミニゴーフル(画像は、ちいかわ)
発売とともに即完売した神戸風月堂のちいかわミニゴーフル(画像は、ちいかわ)

 株式会社神戸風月堂が今月15日から新発売した「ちいかわミニゴーフル」が発売開始とともに即完売。人気を集める一方で、転売目的での購入、フリマサイトへの出品が散見され、同社は公式Twitterなどで「転売品などを購入されず、次回入荷をお待ちいただけますと幸いです」と注意喚起をはかっている。

 同商品は、SNSなどで人気の「ちいかわ」×「ミニゴーフル」のコラボで、美味しそうにゴーフルを食べる「ちいかわ」たちをデザインしたパッケージは同社オリジナル。ちいかわ、ハチワレ、うさぎの全3種類が展開され、発売前から「めちゃかわいい!」「これ欲しいw」「絶対買いに行きます」などと話題になった。

 同社の広報担当者は「弊社の銘菓であるゴーフルは、かしこまった場面でお使いいただくイメージがあり、長年進物として重宝されてきましたが、近年その進物文化が減少傾向にある」と現状を説明。日常のおやつやお土産など幅広いシーンでの利用を通して「ゴーフルに初めて触れられるお客さまに、その美味しさを体験する機会になれば」とコラボの経緯を明かした。

 その売れ行きは予想を大きく上回るもので、オンラインショップでは全ての商品が約5分で完売。直営店でも開店30分ほどで完売する店舗が続出した。同担当者は「かつてない反響に驚き、とても喜ばしく思っています。デザインも好評で、素晴らしいコラボ商品が出来たと自負しております」と手応えを明かした。

 大反響に生産・販売体制が追いつかない状況で、SNSでも「やっぱり売り切れか」「瞬殺でした」「再販待ってます」などのコメントが。また、転売目的の購入者が同商品をフリマサイトに出品するなど、喜ぶばかりではいられない現実もある。

 同社の公式Twitterは15日、同商品について「限定商品ではなく通常の商品」と強調し「一時的に店頭から売り切れてしまっても、必要としてくださる皆さまにお届けできるよう頑張ってお作りします!」と投稿。「転売品などを購入されず、次回入荷をお待ちいただけますと幸いです」と注意喚起した。

 同担当者は「ご自身や大切な人のために、と温かい気持ちで求めてくださるお客さまが、転売目的の買占めにより正規価格で商品を購入できないことは、弊社としても誠に遺憾」とコメント。現状については「安全かつ正規価格でお届けできるよう、現在体制を整えております」とし、「今後も継続販売させていただきますので、どうか信じてお待ちいただければ幸いです」と呼びかけた。

 22日時点で、オンラインショップの次回入荷は24日を予定。直営店・百貨店では「お客さまの安全確保のため、十分な販売体制が整う迄は当面の間、販売を延期」としている。

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