侍ジャパン・大谷翔平(28=エンゼルス)が、WBC準々決勝イタリア戦(16日・東京ドーム)の前日会見で、エンゼルスの同僚であるイタリア代表・フレッチャー内野手の「一風堂エピソード」を明かしたことを受け、ラーメン店「博多 一風堂」東京ドームシティラクーア店は16日、大急ぎでペッパーミルを用意した。
WBCで選手だけでなくファンにまで定着したこしょうを引く「ペッパーミルパフォーマンス」。店内では9つの座席に卓上用のペッパーミルが置かれ、記念撮影用に80センチの特大ミルが2本準備された。早速、ラーメンの上で特大ミルを楽しそうにかかげるお客さんの姿がツイッターで公開されるなど、盛り上がりを見せている。
大谷は15日に「(フレッチャーは)『一風堂がうまかった』と。日本に来たらお寿司が食べたいと言っていたのに、結局、ラーメンに行ったのかと。リラックスしているみたいでよかったです」と発言していた。
「一風堂」公式ツイッターでは「フレッチャー選手ラーメンに胡椒かけたんかな?一風堂にもペッパーミル置くか…!」とツイートされた。すぐに”有言実行”で、社の購買チームがペッパーミルを手配。大谷の発言から一日足らずで準備を整えるというスピード感だった。一風堂を運営する力の源ホールディングス広報担当者は「小さいミルは在庫のあった別店舗から持ち寄り、特大ミルは浅草の専門店で今朝購入しラクーア店に持ち込みました」と明かした。
大谷の影響力は大きく、会見後の昼過ぎからメディア等からの問い合わせが相次いだほか、ツイッターのフォロワー数が100人以上増加した。担当者は「平日にしては行列が多いような体感の店舗も都内にありました。ツイッター等での『一風堂』の発言数が上昇を続けており『今日/明日/週末に一風堂行こう』と宣言してくださっているお客さまも多数いらっしゃいます」と〝大谷フィーバー〟を喜んだ。
公式ツイッターによると、フレッチャーが訪れたのは「一風堂 六本木店」で「極 からか麺」「博多ひとくち餃子」「白ごはん」を食べていたとのこと。〝聖地巡礼〟をしたい人は参考に。