定期的な人付き合いが、長生きに繋がることがこのほど判明した。ある研究によると、毎日、毎週、毎月、人と会っている高齢者は、ほとんど社交をしない、全くしない人に比べて、長生きする確率が明らかに上昇するという。
中国・四川大学の華西医院のチームは2万8000人以上の人々の5年以上に及ぶデータを分析。人付き合いを全くしない高齢者は死亡率が格段に高くなる結果が得られた。
しかし5年を経過するとその差異は弱まるそうで、研究者はこう話す。「今回の研究で社会的活動への頻繁な参加が寿命を長くすることに関係していることがわかりました」「ベースライン(研究開始時)から5年間にかけては、社会的活動があればあるほど、生存時間も延びました」
「しかし5年が過ぎてからは、社会的活動頻度と生存期間の関係に、しきい値効果が出ました。ほぼ毎日の社会的活動への参加のみで有意に生存時間が伸びる結果となりました」