インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営する「eBay Japan 合同会社」がこのほど、全国の20~30代の働く女性500人を対象に「2023年働く女性の消費行動に関する調査」を実施した結果を公表した。
新型コロナウイルスを「5類感染症」に移行させる方針が発表され「アフターコロナ」への動きが強まると考えられるなか「今年お金をかけたいもの」を聞いたところ、1位は「旅行(48.2%)」。旅行は特に行きにくい雰囲気が続いていたため、今年こそはと考えている人が多いとみられる。
「交際費(26.6%)」「ライブ・コンサート(25.2%)」と、人付き合いやイベント参加にお金をかけたいという人も多く、外出に前向きな傾向がうかがえる。
また、2位に「美容(45.4%)」3位に「ファッション(44.0%)」が上位に入っており、他者と会う機会が増えるからこそ、今年は見た目により気を使いたいという女性も多い。一方で「CD・DVD(8.6%)」のような自宅で楽しむことが多いものを選択した人は、比較的少なかった。
新型コロナが5類感染症に移行した後、世の中に期待することについては「人と会いやすくなること(32.6%)」「マスクなしで人と会えること(28.4%)」「外出時の不安が減ること(24.8%)」の回答が多かった。人との関わりが増えることや、外出しやすくなることに期待している女性が多いことが判明した。
マスク着用の有無について「可能であれば完全にマスクなしで外出したい」と思う時期を聞いたところ「今すぐ(20.8%)」を含む、2023年12月までに完全にマスクなしで外出したい人が約6割。一方で、マスクを外したいと思わない人も約3割いた。
マスクを着けたいか外したいかのシチュエーションを2つに分けて聞いたところ、仕事の日よりも休日の方が、マスクを外したい人が多いことが分かりました。休日にマスクを「外したい」もしくは「どちらかというと外したい」と回答した人に対してその理由を聞くと「呼吸がしやすいから(41.5%)」「肌へのダメージを防ぐため(30.7%)」といったマスクへの不満を解消したい人が多かった。また「メイクを楽しみたいから(30.3%)」という人もいた。おしゃれをして外出したり、自分の好きなことをしたりして過ごす休日の方が、マスクを外したい人が多いと考えられる。