故エルヴィス・プレスリーの孫娘で女優のライリー・キーオ(33)は、2022年の伝記映画『エルヴィス』で、オースティン・バトラーの演技を見たとき「涙が出た」という。ライリーは、1977年に42歳で他界した伝説のミュージシャンである祖父を描いた同作で、タイトルロールを演じるオースティンを初めて見たとき「ショック」を受けたと明かした。
米ABCの朝のトーク番組『ライブ・ウィズ・ケリー・アンド・ライアン』に出演したライリーはこう語っている。
「彼は傑出していて、信じられないほどだったと思う。私の祖父を体現するという点で、彼がやったことをやり遂げられる人がいるとは想像できない。本当に衝撃的で感動的だった。映画のせいもあるけれど、彼の演技のせいで、1週間は涙が止まらなかった。彼がアカデミー賞を取ることを祈っているわ!」
一方ライリーは最近、テイラー・ジェンキンス・リードのベストセラー小説を原作に70年代西海岸のロックシーンで活躍する架空のバンドを描いた新作ドラマ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』でタイトルロールに挑戦。だがこの役で「(自分の)祖父の遺産を継ぐ」という考えに「プレッシャーを課す」ことはないとしている。
「そのようなプレッシャーを自分に課さないわ。祖父の遺志を継ぐということがあるのかどうか、それは私にとっては別のことよ。でも、私にとっては本当に楽しい経験だった」
「私はミュージシャンではない。いや、今はそうかもしれない。でもずっと映画に興味があったから、そのような形で音楽と関係を持つことができたのは、私にとっては本当に素晴らしいことだった」
「音楽を聴いてきたし、家族全員がミュージシャンだし、ツアーで世界をたくさん回ったりとか、そういうこともしてきた」「でも、自分ではやったことがなかった。だから、私にとっては、音楽を演奏するということとの個人的な繋がりであり、それはとても楽しかったわ」