7つの健康習慣を続けることで認知症のリスクが下がることが分かった。平均年齢54歳の女性1万3720人を対象に20年間に渡って調査した米国の研究によると、中年期の人々の脳機能の低下を防ぐ重要な生活習慣があったという。
運動、健康的な食生活、健康的な体重の維持、禁煙、正常レベルの血圧とコレステロール値、低い血糖値が、認知症のリスクを下げる重要な要素であることが研究により判明した。
これらの習慣の有無により0から7までのスコアが被験者に与えられ、1ポイント上がる毎に、認知症に罹るリスクが6%減少する結果となった。
米ボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院のパメラ・リスト助教授はこう話す。「認知症は診断される何十年も前から脳の中で始まることが分かっている現在、中年期の習慣が老年になってからの認知症のリスクにどれだけ影響を与えるかを知ることは重要なことです」「幸い中年期に健康的な生活スタイルを続けることで、後の人生における認知症のリスクを下げる可能性があります」