ゲーム・アニメ・漫画といったサブカル情報を配信しているWEBメディア「otalab」がこのほど、47都道府県在住の15~27歳(Z世代)712人を対象に、「アニメや漫画の実写化作品に関する実態調査」を行った結果を公表した。
『アニメ・漫画原作の実写化作品は許容できるかどうか』については、63%が『許容できる』または『どちらかというと許容できる』と回答。実写化に対してプラスなイメージを持っていることが分かった。
『許容できた理由』と『できなかった理由』について、『許容できた理由』として最も多かったのは『クオリティが高かったから』で、『許容できなかった理由』として最も多かったのは『クオリティが低かったから』という回答。多くの人が実写化が許容できるかどうかを作品のクオリティによって判断しているということが見受けられた。
アニメ・漫画作品が実写化される際に人々が重要視しているポイントについては、最も重要視しているのは『原作の世界観』、次いで『キャラクターの再現性』となり、この結果から、アニメ・漫画が実写化される際に人々は『原作へのリスペクトが感じられる作品であること』を求めているのではないかと考えられた。
『実写化作品の中でこれだけは許容できた・成功したと思う作品』について、少年・青年向け作品と少女・女性向け作品に分けて調査を行った結果、少年・青年向け作品の1位は『銀魂』、少女・女性向け作品の1位は『ちはやふる』となった。
年齢を20~27歳に絞って集計をしたところ、『花より男子』が少女・女性向け作品のランキングで1位。さらに、25~27歳に絞ると、全体集計では同率9位だった『恋空』と『メイちゃんの執事』が5位・6位と続いており、Z世代の中でも年齢によって作品の嗜好に違いがあることが分かった。
実写化作品を演じて欲しい俳優ランキングの男性1位は『綾野剛』、女性1位は『新垣結衣』となった。年齢を15~19歳に絞って集計した際の男性ランキング1位は『平野紫耀』(全体5位)、女性ランキング2位が『橋本環奈』(全体5位)だった。
また、全体ではランキングの上位に見られなかったが、15~19歳に絞ると平野紫耀(全体5位→1位)、目黒蓮(全体7位→4位)、松村北斗(全体8位→5位)はランキングの上位に見られた。この結果から、Z世代の中でも特に10代ではジャニーズ人気が高いことが分かり、俳優としても活躍するアイドルが注目を集めていると分かった。
『これから実写化に期待したいアニメ・漫画の作品は何ですか?』には『チェンソーマン』、次いで『ONEPIECE』と回答。現在人気が高くアニメ化もされている作品は、今後の実写化についても期待している人が非常に多いということが見受けられた。
出典元「otalab調べ」(https://otalab.net/press_jisshaka/)