【漫画】セクシー路線の蛭子能収めざす!? 爆破ロケも辞さない女性漫画家への注目急上昇中

橋本 未来 橋本 未来

 タレント漫画家の中で、いちばんの成功者と目されているのが、70歳を越えた現在も、唯一無二のキャラクターを武器に、メディアで活躍し続けている蛭子能収だろう。そんな彼のような活躍を夢見ながら、少し色っぽい作品を発表し続ける、世にも珍しい漫画家が注目を集めている。

 ヤンキーや任侠などをテーマとした作品を描きながら、タレント活動にも精力的に取り組む女性漫画家のどでんちゃんさん(@nj_doden)がその人だ。また、SNSで時折アップされる、色っぽい作品にもファンが多く、誤解を恐れず言えば、“セクシー路線の蛭子能収”として人気が上昇している。

 

 そこで今回は、第二の蛭子能収を目標に活動を続ける、どでんちゃんさんに取材を敢行。創作やタレント活動への思いについて話を聞いた。

精密な描写は下着姿の自撮りから生まれる?

 どでんちゃんさんが描く作品は、作画の精密さが特徴だ。人物の表情や動き、一人ひとりのキャラクターを際立たせるような筆致で作品が描かれ、とりわけセクシーな描写は、男女問わずに好評を得ている。その部分について、どでんちゃんさんは「とにかく資料を見ることにはこだわっています。例えば、下着は角度によって見え方が違うので、その角度にあった資料を何枚か探すようにしています。探しても見つからない時は下着姿を自撮りしてそれを資料にして描きます」と、そのこだわりぶりを教えてくれた。そうした丁寧な描き方が女性読者の興味を惹き付けるのだろう。

 

 また、男性ウケする要素を作品に取り入れることが多い理由については、「特に意識はしていなかったのですが、好きな作品に『GTO』や『伝説の教師』『マイボスマイヒーロー』など、学園ものが多いので、少なからず影響を受けている部分はあるかと思います。あと、ヤンキーやヤクザが絡んだ学園ものが特に好きです」と話す。

ドッキリや爆破ロケにも挑戦してみたい

「以前は何度かオーディションなども受けていたのですが、今はとにかく漫画家として売れて、そこからタレントとしてお声がけしていただけるようにがんばりたいです。浜田ブリトニーさんや、蛭子能収さんなどが私の理想とする漫画家タレント像に近いです」という、どでんちゃんさん。

 

 その理想を実現するために、どのような特技を持っているのかと質問してみると、恐ろしいほどの情熱でその意気込みを語ってくれた。「漫画以外の特技がそんなになくて。でも、体を張ることに抵抗がないので、あるとしたらドッキリや爆破ロケなど、そういったことにチャレンジしていきたい好奇心とチャレンジ精神でしょうか。面白いことに飛び込んでいくパワーくらいしか今のところ持っていないので、今後はタレントとしても力をつけていけるようがんばっていきたいと思います」。2027年までに発行部数100万部を達成できる作品を描くこと。そして、タレントとしても活躍することが今後の目標だと語る、どでんちゃんさん。この先、どのような活躍を見せてくれるのか。注目していきたい。

◆◆どでんちゃんさんProfile.
漫画専門学校卒業後、漫画家のアシスタントを5年経験。一度、別の業界に就職した後、広告漫画家として採用される。しかし、広告漫画家だけではなく、商業連載の夢があきらめきれず、フリーランスとして独立しTwitterでの作品発表を開始。2021年5月に『なぜかみんなに好かれている生活指導の体育教師の話』がバズり、ジャンプ+ルーキーの連載争奪戦1位を獲得。そして、2021年11月から2022年4月にジャンプ+にて『3年C組鬼瓦先生~なぜか皆に好かれている体育教師~』をインディーズ連載。現在、新たな連載(作画担当)の準備をしつつ、Twitter漫画からオリジナル連載を獲得するため活動中。
 
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