ママ友同士のトラブルでよく耳にするのが、お金の貸し借り。大きな金額ならもちろん、ランチ代や駐車場代などの小さな金額でも関係性が悪化してしまうことがあるそうです。
大阪市にお住まいのミチコさん（37）も、そんなトラブルに巻き込まれた一人。当時、子どもを通っていた幼稚園のママ友に100円を借りたことがきっかけとなり、恐ろし過ぎる出来事に見舞われたとか。聞けば聞くほど怖くなる、そんなミチコさんの実体験をご紹介します！
無視やネットでの誹謗中傷。遂に子どもまで…
ミチコさんが、仲良しのママ友だったAさんにお金を借りたのは、幼稚園での物品販売でのこと。お釣りが出ないようにお金をまとたはずなのに、支払い時に100円が足らないことが発覚し、隣に居合わせたAさんからお金を借りたと言います。
「すぐに返そうと思ったのですが、翌日から子どもが病気になって一週間ほど幼稚園をお休みしたんです。Aさんのご自宅も知っていたのですが、100円だったので『次に会ったときでいいかな』と思って。それが、いけなかったのですかね」
1週間ぶりに子どもを幼稚園に送り届けた後、お金を返すためにAさんらが集まるおしゃべりの輪に入ろうとすると、「私の姿をパッと見ると、Aさんと他のママ友たちがざっと散らばって帰ってしまったんです。あれ？って思ったのですが……。とにかく、Aさんに声を掛けて100円を返しても、『あ、はいはい』みたいな感じで。なんか変だなと」と、ミチコさん。
それからしばらく、ママ友とは一切会話をしないまま、幼稚園の送り迎えをしている時に、ミチコさんは衝撃的な言葉を耳にしたそうです。「子どもと同じクラスの女の子が、幼稚園からの帰り道でいっしょだったのですが、突然、私の方を指差して『○○君のママはドロボーだ！』って言ったんです。一瞬で、100円のことだとわかりました。その子のママも、『あっ！』っていう顔をしていましたが、別に謝る素振りもなくて」
その出来事にショックを受けたミチコさんは、家族にも相談ができないまま、仲直りする方法を見つけようとママ友たちの間で人気があるネット掲示板で検索をしたそうです。「ママ友とのお金のトラブルについて検索すると……。私とAさんの細かいやりとりを記載した書き込みを偶然見つけて、『こんな人、泥棒ですよね？ひどいと思いませんか？』って書いていました。名前こそ書かれていませんでしたが、あれは完全に私のことですね。本当に悲しかったです」
一人で悶々と悩んでいたミチコさんが、やっと家族や周囲の友達に相談したのは、決定的な出来事があったからだそうです。「子どもが幼稚園から帰ってきて、『○○くんのおウチは泥棒だから一緒に遊ばないって言われた』って。子どもにまで、そんなことを言ってくるなんて異常だと思って、幼稚園にも相談して対応していただきました」
ミチコさんは、「100円だからいいっていう私の考えが甘かったですね。仲良しだからこそ、お金の貸し借りはしちゃいけないと今は思っています。良い勉強になりました！」と、語ってくれました。
ママ友との距離感は難しいと思いますが、ミチコさんのような悲しい体験をしないためには、お金の貸し借りはやらない方がいいかもしれませんよ！
