参院は22日、本会議で、国会に一度も登院していないNHK党のガーシー参院議員(51)を「議場での陳謝」とする懲罰を与党などの賛成多数で可決した。
同党の立花孝志党首(55)と政調会長の浜田聡参院議員(45)は本会議後、国会内で会見した。立花氏は、ガーシー氏の懲罰が正式決定したことを受け、同氏に改めて国会登院の意思を確認するとして「次は国会に、1日だけでもピンポイントで突然来るシナリオを考えている。帰ってくるルールなら、帰国すれば一発で終わる話。国会に来ないで除名というのなら、来る確率が高い」として、日本に電撃帰国して登院する可能性について言及した。
今後、参院議長がガーシー氏に、議場での陳謝を受け入れるかどうかを通達。早ければ3月1日の参院本会議が陳謝の場となり、拒否すれば再び懲罰委員会に付託され「除名」が現実のものとなるが、首の皮一枚で回避される可能性が出てきた。