俳優オースティン・バトラー(31)は、映画『エルヴィス』の撮影中、あまりに多くの歌を歌いすぎて声帯を損傷したことが分かった。バズ・ラーマン監督による伝記映画でエルヴィス・プレスリーを演じたオースティンは、アカデミー主演男優賞にノミネートされている。エルヴィス役は簡単ではなく、音楽界の伝説的なヒット曲を何度も繰り返し歌い、正しいテイクを得るために40回も歌ったそうだ。
今回『グラハム・ノートン・ショー』に出演したオースティンは役を演じるために取り入れた南部訛りを抜くのに苦労したという。「訛りを抜くようにしているけど、あれだけ歌ったせいで声帯を痛めてしまったみたい。一曲に40テイクだよ!」と話してもいた。
また、同作でエルヴィスのマネージャー、トム・パーカー大佐を演じたベテラン俳優のトム・ハンクスとの仕事についてこう触れていた。「長い間憧れていた人に会うのがどんなことになるのか全く分からなかった。温かく接してくれることを期待するけど、実際どうなるかわからないよ」
「彼は技術の達人で、僕は臆病になったけと、初めて会ったとき、最高に荒っぽいハグをしてくれて、自分がどれだけ緊張しているかを冗談ぽく話してくれた。僕が怯えた気持ちでいると言うと、彼はこう言った。『パーカー大佐がどんな音を出すかは誰も知らないが、エルヴィスがどんな音かはみんな知っているよ!」