プロテニス選手セリーナ・ウィリアムズ(41)がテニスでないものに人生を捧げる準備ができたという。昨年の全米オープン以来、セリーナ―は試合には出場していない。以前は引退を否定し復帰の可能性を匂わせていたが、今回心境の変化を口にしている。
『CBSモーニングス』に登場したセリーナは、司会のゲイル・キングからテニスを再開するのかと聞かれこう答えていた。「分からないわ。ノーね。今はノー」「文字通り私は自分の人生全てをテニスに捧げてきた。他の事に自分の人生を捧げる時が来たわ」「父親は、『セリーナ、やり続けて。あと2回はグランドスラムだ』とか言うから、『お父さん、もう止めて』ってなるわ」
23回グランドスラムを達成しているセリーナだが、毎日のトレーニングが必要ないことに喜びを感じているという。「コートを見て安らぎを感じるの。1日2時間トレーニングをする必要がないことが本当にうれしい」
ただ、自分の古い写真を見ると、その決断を受け入れるのが辛い時もあると認めつつ、テニス以外の時間の使い方に戸惑ってもいると話した。「リラックスすることが大変なの。リラックスの仕方がわからない。自分のスケジュールにちゃんと組み込まないと」
5歳になる娘オリンピアちゃんからせがまれ、夫アレクシス・オハニアンと共にもう一人子供を考えていると明かしてもいたセリーナ、自身の投資会社セリーナ・ベンチャーズに集中していく意向だとして、「私のような人々が必要とされている。小切手を書く女性が。似た者同士が集まってくると私は強く信じている」と続けた。