ミュージシャンのボノ(62)はU2が「常に解散の危機」にあったことを明かした。U2のフロントマンのボノによると、バンド活動は「厄介」であり、時にはグループのメンバーである、ザ・エッジ、アダム・クレイトン、ラリー・ミューレンJr. と争いが爆発し、別々の道を歩むと決めることもあるが、最終的にはいつもその違いを解決して「元に戻る」のだという。
ポッドキャスト番組 『スマートレス』に出演したボノはこう語っている。
「俺たちがまだ続いていることに驚いているよ」
「バンドであり続けるのは難しいことだよ。年を取れば取るほど、さらに厄介になる。一緒に成長してきたから、互いに影響されることに慣れてるんだ」
「でも、ある時点で、みんながうまくいっているとき、男は自分の領域の支配者になるのが好きなんだ。荒っぽいんだよ」
「『もう嫌だ、出てゆく』っていう人がいるのは想像できるだろ?」
「本当に純粋にそう思っていて、バンドは常に解散の危機なんだ。それが真実さ」
「そしてまた一緒になる。そうなることに感謝してるんだ」
1976年に結成されたU2は最近、「再構築され再録された」40曲入りのアルバム『ソングス・オブ・サレンダー』の3月17日のリリースを発表している。
またU2のギタリスト、ザ・エッジがファンへの手紙の中で新作を予告。バンドが「新しい方向」に向かっていることを認めていた。
「事実、僕らの作品のほとんどは、僕らがまだとても若かった頃に書かれ、録音されたものなんだ。それらの曲は、今の僕らにとっては全く異なる意味を持つ。ある曲は僕らと一緒に成長してきた。あるものは私たちと共に成長し、あるものは私たちと成長しきれなかった。しかし、私たちは、最初にこれらの曲を書くことを推し進めた本質的なものを見失ってはいない。でも私たちが前進し、大きく成長したとき、そのエッセンスにどのように再接続すればよいのだろう?」