米大物ロック歌手 人気女優からの性的暴行及び性的虐待などの訴訟が和解へ 

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 マリリン・マンソン
 マリリン・マンソン

 ロック歌手のマリリン・マンソンに対して女優のエスメ・ビアンコが訴えていた裁判が和解に至った。2021年にエスメは、マンソンこと本名ブライアン・ワーナーからレイプ及び性的虐待を受け、人身売買禁止法に違反したとして訴訟を起こしたものの、非公開の合意で法廷に持ち込まれない結果となった。

 エスメの弁護士ジェイ・エルワンガー氏はローリングストーン誌にこう話す。「ビアンコ氏はブライアン・ワーナーとマリリン・マンソン・レコードに対する訴訟の解決に同意しました。自分の人生とキャリアで前進してゆくためにです」

 一方マンソンの弁護士、ハワード・キング氏も今回の合意を声明を通して認めている。

 元婚約者で女優のエヴァン・レイチェル・ウッドがマンソンからの虐待を公にしたことで、多くの女性がマンソンからの被害を告白、エスメは、マンソンに対して訴訟を起こした最初の女性だった。2011年に起こったとされる虐待について裁判書類にはこう記されていた。「ワーナー氏はドラッグ、暴力、恐喝を使い、複数回に渡ってビアンコ氏に性行為を強要しました」「ワーナー氏はビアンコ氏を2011年5月ごろにレイプしました」

 今回の和解のニュースの数週間前にはマンソンを重大な性的、心理的、身体的虐待で訴えていたアシュリー・モーガン・スミスラインの裁判が、スミスラインが前の担当弁護士の代わりを見つけられなかったことで棄却となっていた。スミスラインは昨年12月5日までに、同件から撤回した弁護士ジェイ・D・エルワンガーに代わる新たな弁護士を見つける必要があったものの失敗に終わり申し立てが却下、後日再び訴える可能性が残されたままとなっていた。

 一方のマンソンは以前、自身のあらゆる女性関係についてインスタグラムにこう綴っていた。「私の人生と芸術は長い間論争の的となってきたが、この頃自分に対してされている訴えは現実を酷く捻じ曲げたものだ」「私の親密な関係は常に、似た考えを持つパートナーたちとの完全合意のものだ。そのやり方や理由に関わらず、過去を偽る他人がいる。それが真実さ」

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