昭和を舞台に、小学生のいくると中学生のしなのんを中心に繰り広げる、心をほっこりさせるドラマと、各所に散りばめられた“昭和あるある”が話題の作品『しなのんちのいくる』。漫画家の仲曽良ハミ(@nakasorahami)さんが描いたこの作品は、SNSを中心に話題を呼び、昨年6月にはKADOKAWAより単行本も発売されたほどの人気を集めているのは既報の通り。
今回は、前回記事の好評を受け、『しなのんちのいくる』の作品には珍しいシリアス路線ながらも「心があったかくなった」「素敵すぎやん」などの声が殺到した『木村くん』と『おはよう木村くん』の2作品を紹介する。
■やさしさによって人は変われる
とある事情から不登校となり、ほとんど友達もいない状態の木村くんは、悪い友達にイジメられているところをしなのんたちに助けられる。これまで感じたことのないやさしさや友達のいる心強さを感じた木村くんは徐々に心を開いていく中で、これまで誰にも話したことがない胸の内を明かしていく。この物語のキーマンとなる、かっこいい老人との交流や、子どもらしい無邪気さに思わず心をあたたかくさせられる作品だ。
「木村くんは少しつまずいてしまった中学生男子を描こうと思って考えたストーリーです。学校に来ない木村くんがまわりの人のやさしさに触れて変わっていく様子を丁寧に描きました。子どもだから、これだけ急に成長できるんでしょうかね」(仲曽良さん)
また、木村くんのその後が気になるとの声を受け、描かれたアフターストーリー『おはよう木村くん』。前作とは見違えるほど成長した木村くんの姿に感動すること必見の作品だ!
どこまでも人の優しさやあたたかさに触れる物語を描き続ける、仲曽良さん。新たな年を迎え、また次はどのような作品でほっこりとさせてくれるのだろうか。見守り続けたい。
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