カナダ出身の映画界の巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、映画3作でそれぞれ20億ドル(約2600億円)を超える世界興行収入を記録した初めての監督となった。今回キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、1998年作『タイタニック』と2009年作『アバター』に続き20億ドルのラインを超えたかたちだ。
これまでに同3作のほか、マーベルの『アベンジャーズ/エンドゲーム』など合計6作が、20億ドル以上の世界興行収入を記録する成功を収めている。
そんなキャメロン監督は以前、『アバター』続編の採算性について「映画史上3、4番目の最高興行収入を得る映画となる必要がある」「これが基準値。収支が合うってことです」と説明していた。
製作費10億ドル(約1300億円)と言われる同作だが、同監督は「難しい」ことに魅力を感じるそうで「私は難しいことが好きなんだ。困難なことに魅かれるんだよ。私にとって難しいことは磁石のようだ。私は難しいことに直行する」「そしてこれは、難しいことが出来ないとても頭が良く才能に溢れた映画製作者が多く存在するという考えに基づいていると思う」「だからそれが、誰も見たことのない何かをするという戦術的エッジを私に与えている。才能に溢れた人はそんなことしようとしないからね」と語っていた。