アニメ映画「アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~」の上映記念舞台あいさつが21日、都内で行われ、星宮いちご役の諸星すみれ、紫吹蘭役の大橋彩香、藤堂ユリカの沼倉愛美、木村隆一監督が登壇した。
映画は12年にテレビ放映を開始した「アイカツ!シリーズ」の10周年を記念して制作された。諸星は「10周年という貴重な機会にこんなにすてきな映画を作っていただき、そしていちごちゃんを演じさせていただき、こんなに幸せなことはありません」と感慨深げ。お気に入りのシーンを聞かれ、いちごと親友の霧矢あおいによる「おやすみおやすみ…」とあいさつを交わすシーンを挙げて「いちごちゃんはいつから一人で起きられるようになったのか…と涙腺崩壊。そこから永遠に泣きながら見ていました。いちごちゃんとあおいちゃんのかわいらしさと仲の良さという変わらないものがあると思いました」、と思い入れたっぷりに語った。
大橋は劇中に登場するゆるキャラ・えびポンに触れ「蘭ちゃんのえびポン好きが随所にちりばめられていて、スタッフさんたちの愛が込められている。ピンポイントのシーンではないけれど、大好きなところです」と話した。沼倉は「印象的なシーンしかない映画で、オープニングから泣ける!」と熱弁し、「それは10年という時間があったからこそあふれてくる感情だと思いました。『アイカツ!』は今までもこれからもみんなにとって大切で大好きな作品であり続けると思いました」と言葉に力を込めた。
木村監督は制作上での秘話について「シリーズに参加してくれた懐かしいスタッフの面々が久々に集まって作ってくれたので、まるで同窓会のようでした。試写会の際にも懐かしい人たちが集まってくれて、それがとても楽しくてうれしかった」と明かした。
映画のさらなるヒットに向け、諸星は「私自身こんなにすてきな贈り物をもらえる日が来るとは思っていなかったですし、皆さんにとっても贈り物のように受け取ってもらえる作品になりました」とアピール。大橋は「今作では卒業や未来などアイドルたちが進む未来が描かれています。タオルは必須アイテムになるので、バスタオルくらい大きなものを持って見てください!」、沼倉は「ハッとするシーンや涙するシーンもあったりするので、この映画が皆さんの心にずっと残ってもらえたらこれ以上の幸せはありません」と願った。木村監督は「ファンの皆さんにとって、この映画をきっかけに『アイカツ!』の新しい思い出が出来たとしたらうれしいです。同窓会のような気分で映画館に足を運んでほしい」と呼びかけた。