声優の高橋李依が25日、都内でアニメ劇場版「からかい上手の高木さん」(赤城博昭監督)の舞台あいさつに登場し、原作者の激励メッセージに感激の涙を流した。
高木さん役の高橋は、西片役の梶裕貴、主題歌を担当した大原ゆい子とともに登壇。原作漫画を「ゲッサン」(小学館)で連載中の山本崇一朗氏からの描き下ろしイラストと手紙が紹介され、「高木さんの世界観を優しく表現してくれてありがとうございます」との文面に、大原は「ありがとうございます…!」と喜びを噛み締め、「西片役をライフワークに、と言っていただけてすごく嬉しかったです」と聞いた梶は「本当に嬉しいです!“生涯西片宣言”をしているくらいなので、僕はいつでも彼を演じる準備ができています!」と意気込みを語った。「もしもアニメになることがあるならば、この人に演じてもらいたいなと思いました。高木さんを高橋さんに演じてもらえて、本当に良かったと思います」というメッセージを受け、高橋は思わず涙。「嬉しすぎる…」と言葉に詰まる高橋に、「1期、2期、3期、そして劇場版と見事に演じきって、その思いが先生にも届いていてよかったね?」と梶から声をかけられると、「原作の世界観をどういうふうに表現していこうかと、みんなで頑張ってきてよかったですね!」と感慨一杯に応じた。
高木さんと西片の、中学最後の夏休みを描いた青春コメディー映画。大原は「オープニングを歌わせてもらっているミュージシャンとしてこの場に立って、皆さんと一緒にお話をさせてもらったり、お客さまの前でお話したり、『からかい上手の高木さん』に本当に貴重な経験をさせていただいてここにいられていると思っています。これからも『からかい上手の高木さん』を胸に頑張っていきたいなと思っています」と述べ、梶は「この作品への、多くの方の愛情や熱意が感じられる素敵な時間でした。みなさんがアニメも原作も応援してきてくださったからこそ、こういう形に辿り着けたんだなと思っています。本作と…そして西片と出会えたことを改めて幸せに感じております。いつかまた『からかい上手の高木さん』シリーズでお会いしましょう!」と呼び掛け、高橋は「これからもずっと高木さんの声を演じていけたらなと思っているので、またみなさんとお会いできる日を楽しみに、これからも『高木さん』に触れた皆さんの心が温かいものになりますように願っております!またどこかでお会いしましょう!」と三者三様にファンに向けた感謝を伝え、イベントを締めくくった。