テクノポップグループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」などでドラマーとして活躍したミュージシャンの高橋幸宏さんが死去したことが15日、分かった。70歳だった。
高橋さんは1969年、フォークグループ・ガロにサポートメンバーとして加入。その後脱退し、72年につのだ☆ひろの公認としてサディスティック・ミカ・バンドに加入した。74年に解散した後、78年に坂本龍一、細野晴臣とともにYMOを結成。シンセサイザーを駆使した斬新なテクノポップサウンドで、世界的な人気を誇った。
83年にYMOが散会後もミュージシャンとして幅広く活動。俳優としても「天国に一番近い島」「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」「ノルウェイの森」などの話題作に数多く出演した。2020年8月には、脳腫瘍で手術を受けたことを公表し、その後も療養を続けていた。