アメリカ合衆国のロックバンドのエイリアン・アント・ファームのボーカル、ドライデン・ミッチェル(46)がコンサート中にファンに強制的に自分の股間をさわらせたとして、軽暴行罪で起訴された。
ローリングストーン誌によると、ドライデンは10月29日にフロリダ州フォート・ローダーデールにあるブロワード・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツで行われた同バンドのコンサートで起こったとされる同件により、12月30日に警察から起訴された。逮捕はされなかったという。
コンサート中に撮影されYouTubeで公開された動画では、マイケル・ジャクソンの「スムーズ・クリミナル」のカバー曲を演奏した際に、ドライデンがファンの男性(45)の手をつかみ、股間に当てるところが捉えられているという。
男性はその後、フォート・ローダーデール警察署に被害届を提出。身元を隠してデイリー・ミラー紙に次のように語った。「自分の言葉で話したいですが、弁護士の言うことを聞かないと。いつか喜んでお話しします。間違ったことが起こったのでそれを正したいだけです」
ドライデンが起訴されたのち、警察が発表した報告書には「(ファンは)こぶしを突き上げて、ミッチェルと写真を撮ろうとしていた」「ミッチェルが彼のこぶしをつかみ、自身のズボンごしにプライベートな部分(性器部分)へ持っていった」と書かれている。ファンの男性はさらに「コンサートの観客の面前で行うのに適切な行動ではなく、中には子供もいた」としている。ドライデンからこの件についてのコメントはまだない。