お正月が終わり、おせち料理の余りが食卓に並んでいる家庭があるかもしれない。そんなおせち料理の定番・だて巻のアレンジレシピがネット上で注目を集めている。
宮城県のローカルヒーロー・釜神の化身オダズナーⓒ(@odazunar)さんは2日、ツイッターで「だて巻を一本買いして後悔しているそごの君!(原文ママ)」とつづり「余っただて巻は薄切りにしてキッチンペーパー(クッキングシート)に並べて砂糖をかげてオープンで20分焼くとラスクになるぞ!」と紹介。ツイートに対して「余ってるからやる」「だて巻、どうしても残っちゃう民には助かる」「むしろこれのためにだて巻買いに行きたくなった…」「天才か」「こんな食べ方もあるのか!」「おいしそうー!」などの声が寄せられた。
オダズナーさんは以前、余っただて巻をフライパンで焼いたら思いのほかおいしかったことから同アイデアに至ったという。「『これ、オーブンで焼いたらサクサクになるんじゃね?』と軽い気持ちで作ってみました」と振り返った。1センチほどの薄切りにしただて巻を、設定温度180度で予熱したオーブンに入れ、20分間焼く。おいしくカリカリにするコツは、だて巻とだて巻の間隔を空けることだという。
〝だて巻ラスク〟は毎年つくっているわけではないが、お正月を迎え投稿。「前から宮城県の郷土情報や手料理や生活の雑学系はちょこちょこ投稿していたので、その流れで投稿しました」と説明した。
2日の投稿から1万7000リツイート、3万8000以上の「いいね」を獲得する反響となった。オダズナーさんは「正直、こんなツイートがプチバズするとは思ってなかった」と驚く。「宮城県のローカルヒーローというキャラもあり、なまりの濁点やクッキングシートをキッチンペーパーと誤投稿していたり、オーブンで20分をオープンで20分と書いたり、多くの人にアホがバレてしまい、恥ずかし過ぎて枕に顔を埋めて脚をバタバタしております」と感想を語った。
記者も実際にチャレンジ。180℃の電子レンジオーブンで20分加熱したが、カリカリにはならず。横着してトースターで5分加熱すると、少し焦がしてしまった。ただ、実食してみるとだて巻の甘味がお菓子のようで美味。少し焦げてしまったもののカリっとした食感が良く、試してみる価値ありです!