性欲が弱い男性は早く死ぬ可能性が高いことがわかった。喫煙や飲酒などの慢性疾患を引き起こす可能性の高い習慣と持続的な低いリビドー(性的欲望)に関係性があるという。
日本に住む2万人以上の男女を対象に診療記録の研究および調査を山形大学が実施。性欲の欠如が見られた40歳以上の男性は、がんで死ぬ確率がおよそ2倍に。心臓の病気で死ぬ危険も1・5倍高くなることが判明した。
ちなみに基礎疾患や運動レベルといった変数を考慮にいれた場合でも結果に変化はなかったそうだ。
同大学の研究者らによると、年齢層の高いグループにおける性行為や性的満足が、精神的健康や幸福の向上に繋がると考えられているものの、性欲と長寿に関する関係はまだ未開拓の領域で、今回の研究は地域社会における性欲と総死亡率、心血管やがんの死亡率の関連性を調査した初めてのものになるという。