「鎌倉殿」のえ、トウ、実衣 衝撃の名前の意味判明 三谷氏明かす

デイリースポーツ デイリースポーツ
 山本千尋
 山本千尋

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が18日に最終回を迎えるのを前に、脚本担当の三谷幸喜氏が17日放送の同局「三谷幸喜の言葉~『鎌倉殿の13人』の作り方」に出演し、脚本執筆の裏側や意図などを語った。

 「女性の名前って、残ってないじゃないですか」と、当時の女性の名前は後世にあまり伝わっていないと説明。北条妹・実衣(宮澤エマ)は阿波局、北条継室のえ(菊地凛子)は伊賀の方などの形で伝わっているが、「今回ほとんど僕が考えた名前なんですよね」と明かした。

 しかし「名前考えるときにやっぱ悩むんです。どうやって付けていいかさっぱり分からない。なんでもありだけど、その人にぴったりあった名前がいいなと」と思案したことを語った。

 実衣は「もう100%、『ムーミン』のミイからきてます」とキャラクターも含めてモデルであることを明かした。

 一方で暗殺刺客トウ(山本千尋)は「一幡を暗殺した藤馬という人がいて、そこからという説もあるんですけど」としたうえで「僕の中では演じられた山本千尋さんがわりと小柄な方で、そのイメージもあって、ピリッと辛いスパイスみたいな感じ。トウバンジャンのトウです」と笑った。

 のえに関しては「伊賀の方じゃないですか。伊賀で何があるかなと思った時に」と、脚本を書いた「真田丸」の家康伊賀越えを思いだし、「あっ、伊賀越えがあった。『ごえ』だとちょっと変だから、『のえ』になりましたね。そんなもんですよ」と明かした。

 【最終回「報いの時」】

 反目する北条義時(小栗旬)を討ち取るため、義時追討の宣旨を出し、兵を挙げた後鳥羽上皇(尾上松也)。これに対し、政子(小池栄子)の言葉で奮起し、徹底抗戦を選んだ幕府は、大江広元(栗原英雄)や三善康信(小林隆)の忠言を聞き入れて速やかに京へ派兵することを決断。泰時(坂口健太郎)、平盛綱(きづき)らが先発隊として向かい、時房(瀬戸康史)らが続く。そんな中、三浦義村(山本耕史)は弟・胤義(岸田タツヤ)と……。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース