父に撃たれ44歳で死去した伝説的ソウル歌手の元妻が死去 娘が声明「天国で母が父と一緒にいて代弁者に」

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マーヴィン・ゲイ
マーヴィン・ゲイ

 父親に銃で撃たれ44歳の若さで亡くなったソウルシンガー、マーヴィン・ゲイの元妻ジャニス・ハンター・ゲイさんが死去した。66歳だった。ジャニスさんはマーヴィンの2番目の妻で、3日にロードス島の自宅で帰らぬ人となったことを遺族が発表したが、死因は明らかにされていない。

 娘のノナさんは声明でこう語っている。

 「母が父と出会った時から、父はこの世界が痛みを感じていると見ていた様子を目の当たりにし、父があまりにも早くこの世を去ったため、その遺産を守るべく最善を尽くしていました」

 「母は常に父の音楽の一つ一つの言葉や音について語り、自分が恋に落ちた男性を皆に知ってもらおうとしていました」

 「現世で母に再び会うことはありませんが、天国で母が父と一緒にいて、遠くから私たちの代弁者になってくれることでしょう」

 ノナさんはさらにこう続けている。

 「彼女は私や他の多くの人にとって、最も影響力のある女性でした」

 「母ジャンは、一度会ったら決して忘れることのできない女性だったと思います…彼女がここにいた毎日は、夫、子供たち、孫、そして世界中で出会った友人たちへの愛にあふれていました」

 1973年、当時17歳年上で所属するレーベルの社長の姉アンナ・ゴーディー結婚していた34歳のマーヴィンは、17歳だったジャニスさんと出会い、楽曲『ジャン』とアルバム『アイ・ウォント・ユー』を作り捧げていた。

 泥沼離婚後、1977年にジャニスさんが21歳、マーヴィンが38歳の時に結婚。だが麻薬におぼれ、1981年にジャニスさんと離婚。84年に両親のケンカを止めるさいに、激高した父親に撃たれて命を落とした。マーヴィンは幼い頃から父親に精神的・肉体的虐待を受けており、殺害に使用された銃は、マーヴィンが護身用にプレゼントしたものだった。

 ジャニスさんはジャズ・ミュージシャンのスリム・ゲイラードの娘で、マーヴィン作の『ゴット・トゥー・ギブ・イット・アップ』で歌っていた。公開追悼式が行われる予定となっており、アームズ・アラウンド・ザ・チャイルドなどチャリティ団体への寄付が可能となっている。

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