男性ブランコが水族館からコント生配信 水族館好き平井の夢実現「おもしろコント魚が泳ぎ回るところ見て」

杉田 康人 杉田 康人
サンシャイン水族館からのコントライブにちなみ、魚のマネをする男性ブランコ・浦井のりひろ(左)と平井まさあき
サンシャイン水族館からのコントライブにちなみ、魚のマネをする男性ブランコ・浦井のりひろ(左)と平井まさあき

 M―1グランプリ2022で初の決勝進出を決めたお笑いコンビ・男性ブランコが、12月9日午後9時からコントライブ「トワイライト水族館」をオンライン配信する。閉館後のサンシャイン水族館(東京・池袋)を舞台に、浦井のりひろ(35)と平井まさあき(35)が水槽を前にコントを披露。映像作品と生コントを織り交ぜた60分のライブだ。

 TBS系の情報バラエティ番組「ラヴィット!」の「全国水族館ぶらりんこ旅」で、全国の施設を回るなど無類の水族館好きとして知られる平井は「きれいなお魚とか、おもしろコント魚(ざかな)が泳ぎ回るところを見てください」とPR。浦井も「我々が放つおもしろコント魚を聞く決まりで…おもしろコント魚をぜひご自宅で」と、2人ともナゾの「おもしろコント魚」という単語をアピールして視聴を呼びかけた。

 所属の吉本興業では、2005年に同水族館で漫才コンビ・レギュラーらが水中漫才の公演を行ったことがあるが、閉館後の水族館を舞台にしたコントライブは異例。浦井は「普段の舞台と全く違うところで、コントをするというのはすごく新鮮な体験。背景の説得力は段違い」と語る。水槽を前に収録した映像コントを、生コントでつないでいく公演になるという。

 あくまで〝魚ファースト〟の水族館のため、魚にストレスをかけないことが絶対条件。平井は「魚がどんどん寝ていく。タコとかもう目をつむって寝ていて、夢見てるかのような。そういうのもめっちゃ良かった」と振り返れば、浦井も「色とりどりの熱帯魚が泳ぐタイトルカットを撮ろうとしたら、イソギンチャクが木陰で寝ていて一匹もいなかった。(撮影)2日目に撮り直しました。思ったよりちょっと大変」と苦労を語った。

 平井にとって水族館での公演開催は、ひとつの夢だったという。「一個の目標でもあった。水族館とか博物館とかの〝館(やかた)系〟で。頑張れば頑張るほど全国ツアーとかは近づける感じがするけど、水族館とかでコントをやるとかはどうやったらできるんだろう…と具体的に動き方がわからなかったので、動けてなかった」。〝サンシャイン水族館なら閉館後OK〟との情報をもとに、男性ブランコのライブ演出を務めるワクサカソウヘイ氏が実現へ動いた。

 浦井は「本当に今までやったことないことなので。閉館後の水族館に入れることもそうないですからね。バックヤードとかもあんまり見られない。そのあたりとか生き物に興味がある方も、僕らコンビに興味を持っていただけたら」と語る。平井も「バカらしいというか、構えずに見てほしい生コントなので、いい意味でハードルを下げてもらえばうれしい。夜9時なので、くつろぎ加減で。魚たちも寝始める頃。映像では活発に動いていたのに、後ろの水槽で何か沈んでいる…とかありうると思います」と、次々と寝落ちしていく魚たちとのせめぎ合いも注目だ。

 配信は9日午後9時から。料金は3000円(税込)。発売はFANYオンラインチケットhttps://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/danseiblanco-221209-2100

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