俳優の志垣太郎さんが今年3月5日に遠征先の佐賀県で、心不全のため亡くなっていたことが7日までに分かった。長男で俳優の匠がツイッターで公表した。70歳だった。
志垣さんは高校生だった69年に舞台デビュー。71年には日本テレビ系ドラマ「おれは男だ!」で、森田健作のライバル役を演じ、人気を博す。その後も昼ドラ「あかんたれ」で主役を演じるなど着実にキャリアを積み、多くの舞台、ドラマなどに出演する。
バラエティでも存在感を示し、「天才・たけしの元気が出るテレビ!」での「デビル志垣」が人気となった。妻は女優の白坂紀子。
匠のツイッターによると、志垣さんは3月5日に「遠征先の佐賀県において、急な体調異変による心不全により帰らぬ人となりました」と書かれており、急死だったようだ。
「いつも元気だった父に起きたあまりに突然の出来事であり、私と母は現実を受け止める事ができない状況が続いておりましたが故、発表が遅れてしまいました」と公表が今となった理由を説明。「父は常に物事を前向きに捉えて生きている明るく元気な人でした。私も母も、そんな父の事が本当に大好きでした。父は恐らくそれ以上に私達の事を沢山愛してくれたと思っております」と父への思いもつづっていた。