王林の躍進を支える芸能界の〝姉〟たち 憧れと信頼を明かす

福島 大輔 福島 大輔
王林
王林

 青森県のご当地アイドル・りんご娘を3月に卒業し、4月から本格的にソロ活動を開始したタレントの王林が、このほどよろず~ニュースの取材に応じ、大切な芸能界での〝姉〟の存在を語った。

 共演者とは基本的に連絡先を交換せず、プライベートでの交友範囲はかなり狭いという王林。その中で、初めて連絡先を交換したのが、同じご当地アイドルからスターダムを駆け上がったPerfumeの3人だった。10月には、初めて一緒に食事に出掛けたという。

 自身にとってのPerfumeを「憧れの存在でありながら、人柄もそうだし、もともと地方アイドルだったっていうのもあるからか、すごく〝お姉ちゃん〟みたいな、身近な存在のように感じさせてくれる」と説明。現在も自宅は青森に構えているが、帰宅できるのは月に数日程度だけに「私がずっと東京でホテル暮らししてて、それが体に悪すぎるので、『大人には秘密で、こっちに家を持った方がいいんじゃない?』って言って下さって。あ~ちゃん(西脇綾香)さんが、お家を探すのが趣味らしくて、『こことかどうかな?』『ここはどうじゃろ?』って、いろいろ調べて見せてくれました」と明かした。

 連日のホテル暮らしについては「私は料理を作るのが好きなので、それができないのがつらいですね。人間の生活の基本って、『衣・食・住』じゃないですか。その『衣』と『食』を奪われてるかなっていう感じで」と苦笑い。「あと、大声を出せない。私、普段は結構大声出すタイプなんです。自分の家では大声で歌ったりとかしたいんですけど、ホテルだと周りに聞こえるじゃないですか。『これ、今歌ったら聞こえちゃうかな』って気を使ったりすると、どうも休んでる感じがしないんですよね。そんな話もPerfumeさんにしたら『それは良くないけん、探したろか』って、いっぱい探してくれました」と感謝した。

 そしてもう1人、姉的な存在として挙げたのが、タレントのファーストサマーウイカ。こちらもかつてアイドルグループ・BiSに所属し、現在はソロで活躍しているという共通点を持つ。今年の日本テレビ系「24時間テレビ」でも共演し、2人で歌声を披露した。

 ウイカとはりんご娘時代から交流があり、音楽フェスでの共演経験もあるという。「ウイカさんも当時、グループに所属していて。お互いソロ活動になって、ウイカさんと歌うことが起こるっていうのも、アイドル時代から一緒にずっと頑張ってきたから…。『こんな日が来るとはね』っていう話は、現場でしました」としみじみ語った。

 「憧れのお姉さん」だったPefumeに対し、ウイカは「頼れるお姉さん」といった存在。「ウイカさんって、セルフプロデュース力がものすごく高いんですよ。私に対しても『この仕事はこういうイメージになるから、そこまで考えてちゃんとやってるのかな?』とか。『この仕事はこうだからすごい』とか、マネジメントみたいなことまで気にしてくれて、うちの事務所の社長さんにも『王林ちゃんをよろしくお願いします』って言って下さったんです」と笑いながら明かした。

 さらに「その仕事が持つ意味とか、生み出すイメージとかを、ウイカさんは自分で感覚的に分かるタイプなんでしょうね。そこが強みなんだと思います」と評価。「私はイマイチよく分からないから、ウイカさんがそういう話をしてくれることで、何て言うか…、すごい安心しました」という。

 芸能界の階段を一緒に上ってきたウイカとの絆を「同じ経験をしてきたからこそのつながりがあるんです」という王林。「ウイカさんが最初に『THE突破ファイル』に出られたあたりって、お互いにバラエティーに出たてのころでしたし、アイドル時代のことも知ってるから、ここまで一緒に頑張ってきた仲間っていう感覚がすごい強くて、だからこそ一緒に歌えたのがすごくうれしかったです」と喜びを語り、「やっぱり芸能のお仕事を続けてきて、今までやってきたものが形になったりとか、誰かとのつながりが濃くなったりとか、そういうことを感じられて、なんか『人生を歩んでる』っていう感じがするんですよね。ああ、ここまで来たんだ…って」と実感を込めてほほ笑んだ。

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