俳優ゲイリー・オールドマン(64)が、引退を視野に入れていることを明かした。『レオン』や『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役でも知られ、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー主演男優賞も受賞しているゲイリーは、元気なうちに演技以外で興味のあることにも時間を取りたいとして、現在ジャクソン・ラム役で出演中のスパイドラマ『窓際のスパイ』を最後に俳優業を引退する可能性があることを示唆した。
カメレオン俳優として、さまざまな役を演じてきたゲイリーはサンデー・タイムズ紙にこう語る。
「私は人に羨まれるようなキャリアを送ってきたが、キャリアとは衰えていくものだ。それに私には演技以外で興味のあることがある」
「若いころはそのすべてをやれると思うものだ。でもいつの間にか時は過ぎていく」
「私は来年65歳にある。70歳も遠くない。80歳になってまで演技はしていたくないんだ」
「ジャクソン・ラムで引退できたらとても幸せだし、光栄だよ」
『窓際のスパイ』は12月2日からシーズン2が配信開始、さらにゲイリーはあと2シーズンの出演契約を交わしているが、そのドラマが舞台作出演に似ているところが好きだとして「『窓際のスパイ』は私が長年やってきた舞台での経験に最も近い作品だ」「みんな仲が良い。あの仲間意識が恋しいからね。舞台を辞めるつもりはなかったんだけど、そうなってしまった」と続けた。