兵庫・大阪で２０店舗を展開するファミレス「和食ダイニング ごちそう村」は、２２日から新メニューとして「ティラミスもつ鍋」（税込１２９８円）を販売する。厚底やミニスカ、ルーズソックスなどが再注目される「平成レトロ」がトレンドになる中、平成に大流行したもつ鍋とティラミスを掛け合わせた破壊力満点の鍋が爆誕した。
忘年会シーズンを控え、今年の鍋のトレンドも「平成リバイバル鍋」。同店では「平成を思い浮かべる鍋ってなんだろう」とスタッフが意見を寄せ合ったが、もつ鍋やキムチ鍋ではインパクトが弱く、決定打に欠けたという。
スタッフの一人が「タピオカやナタデココ、ティラミスが流行っていた。掛け合わせたら面白いかも」と話すと、料理長が「もつ鍋とティラミスなら合うかもしれない」とメニューづくりに取りかかった。
試作では、スポンジケーキを入れてしまうと口当たりが悪くなり、ティラミスには欠かせないカスタードソース・ザバイオーネも鍋全体を甘ったるくしてしまうことが分かった。料理長は、ティラミスに使うマスカルポーネをクリームにし、さらにココアパウダーを振りかけることを考案した。
白みそベースのだしにマスカルポーネを加えることでコクが生まれ、牛もつの脂っこさをココアパウダーが引き締める味になっているという。同店では「ティラミスもつ鍋を食べながら、平成の思い出話で盛り上がってください」と呼びかけている。
