ラッパーのカニエ・ウェスト(45)が1カ月の間、会話、性行為、ビデオ、飲酒を断つことに決めた。30日間浄化の一環として「言葉の断食」をすることも明かし、その間は誰とも話さないようにするとツイートしている。
「俺は30日間の断食をする。言葉の断食だ。アルコール、性行為も断つ」「神への称賛を!アーメン!ツイッターはまだ見ているけど。1カ月間、誰とも話さない」と綴っている。そして、このメッセージを投稿した数分後には「ちょっと眠いが、明日こそは…」「全てが愛のスピーチになることを約束するぜ」とツイートしている。
10月にカニエは反ユダヤ主義的な投稿をしてツイッターのアカウントを停止されていたが、新オーナーとなったイーロン・マスク氏が先週カニエのアカウントの復活を表明していた。
最近440億ドル(約6兆4400億円)でツイッター社を買収したマスク氏は、次のように書いている。「ツイッターは広く多様な視点を持つコンテンツ監視評議会を形成する予定」「評議会が召集されるまで、重要な決定やアカウントの復活は行わない」
これを受けて、『反トランプ主義の共和党』というアカウント名の人物が「では、なぜもうカニエ・ウェストのアカウントを復活させたのか?ツイッターは人種差別や反ユダヤ主義をまき散らすためのプラットフォームであってはならない」とマスク氏に質問。世間を騒がせたカニエの友人でもある同氏は、「アカウントは買収前にツイッター社により復元されていた。私に相談や連絡もなかった」と答えていた。
元妻のキム・カーダシアンはSNSにヘイトスピーチを書き込むのは「許されることではない」として、カニエの名に触れてはいないが反ユダヤ的メッセージには否定的な見解を示していた。
カニエとの間にノースちゃん(9)、セイント君(6)、シカゴちゃん(4)、サーム君(3)を持つキムは「ユダヤ人社会の方たちと共に立ち上がり、暴力と憎悪に満ちた差別的な言動が直ちに終わることを求める」とツイートしていた。