王林が語った 地元・青森の同世代へ「全国放送CM」で伝えるメッセージ

福島 大輔 福島 大輔
王林(インスタグラム@ourin_ringooooより)
王林(インスタグラム@ourin_ringooooより)

 青森県のご当地アイドルユニット「りんご娘」出身のタレント・王林が、このほどよろず~ニュースの取材に応じ、今月からオンエアされている「青森りんご」の新CMについてエピソードを披露。地元貢献への思いや、CMに対するイメージなども語った。

 CMで王林は自身の芸名にちなんだヒーロー「オゥ!りんごウーマン」に扮して青森りんごをPRしている。タイトなボディースーツを身にまとったヒーローものの設定に「まさか、ああいうテイストで行くと思ってなくて。もうちょっとなんか親しみやすい感じのヒーローなのかと思ったら、結構大人っぽい方の戦隊ものだったから…。りんごってやっぱなんかみんな食べて美味しい安心。安全健康です。っていうイメージだからそういう感じで来るのかなと思ってたんで、意外でしたね」と笑った。

 それでも「青森県のアピールが、自分の一番やりたいこと」とキッパリ。「今までのCMは、りんごに詳しい方とか青森県出身の方がやってたわけじゃなかったじゃないですか。AKBさんとか、渡辺直美さんとかがやられてたから、その時からずっと自分でやりたいと思ってたんです。王林が一番青森のりんご愛してるのに…ってずっと思ってたから、ほんと念願のお仕事、ありがたい機会でした」と喜びも表した。

 王林にとって今回のCMは、単なる1つの仕事という以上の重みを持つ。青森県に住む同世代の若者たちへの思いも込められているからだ。「ちょうど私の年ぐらいの方々って、多分親の仕事を継ぐか継がないかで悩んでる世代なんです。その方々に、勇気を与えられればいいなと思うんです」と言葉に力を込めた。

 実際、自身の知人にも親が農家だけど、今は普通に働いてて継ぐか悩んでることか、地元のお弁当屋さんを継ぐか悩んでるとか」という人も多いという。「ちょうどみんなそういうなんか分岐点に立ってて、そこで悩むのってやっぱそのおお金的にも厳しいんじゃないかとか、そういうところで悩んでる子が多いから、青森で働くことの楽しさみたいなのが、同世代か若い子たちがこう気づくことができるようにになってったらうれしいなと思います」と、青森を全国に宣伝することの意義を強調した。

 その一方で、王林自身は「実は、あんまりCMやりたいって気持ちがなくて」と明かす。「本当に好きなものだったらやりたいですけど、結局、CMに出ることで、ある意味縛られるじゃないですか。好きなものでも(CMの商品と競合していると)好きって言えなくなっちゃったりとか…。この芸能界っていう道の行き方としてCMとかがあったり、レギュラーがあったりとかっていうのはうれしいことなんですけど、あんまり私はそこに喜びを感じないタイプで、あんまり自分ではなんかそこになんかこう輝くものっていう感じ」と本音も口にした。

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