「フレンズ」のチャンドラー俳優 依存症治療に13億円費やす 結腸破裂であわや

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マシュー・ペリー
マシュー・ペリー

 マシュー・ペリー(53)は、しらふになるために少なくとも900万ドル(約13億円)を費やしたという。

 新刊の回顧録「フレンズ,ラバーズ・アンド・ザ・ビッグ・テリブル・シング」をプロモーション中の人気ドラマ「フレンズ」で知られるマシューは23日、ニューヨーク・タイムズ紙に、アルコールやドラッグの依存症から回復するために大金を使ったことを明かした。

 「しらふになるために、恐らく少なくとも900万ドルは使ったよ」とマシューは話す。

 またピープルには「しらふでなければ、目の前に置いたものの全てを失う。だからしらふでいることは重要なんだ。僕は非常に感謝している男さ。生きていることに感謝している。確実にね。そして、それが何でもできる可能性をボクに与えてくれる」と語った。

 最近、1年半しらふでいられたことを祝っていたマシュー。だが49歳のとき、オピオイド系鎮痛剤の過剰摂取により結腸が破裂。5カ月間入院してストーマ(人工肛門)を使用するといった、死にかけた経験をきっかけに薬物を断ったという。

 「僕のセラピストが言ったんだ。『今度(オピオイド系鎮痛剤)のオキシコンティンをとろうと思ったら、一生ストーマを使うことをただ考えてみて』ってね。そこで小さな窓開いたから、僕はそこから這って出たよ。もうオキシコンティンは欲しくない」と語った。

 また1994年から2004年にかけて10シーズン続いた「フレンズ」でチャンドラー役を演じていた時が最悪だったそうで、(鎮痛剤)バイコディンを一日に55錠飲んでいた時もあるという。

 14回の手術でできた腹部の傷が、しらふでいることの大切さを常に教えてくれているというマシュー。入院時には人工肺ECMOが装着され、家族には助かる可能性は2%と告げられたが、今は健康な状態を保っているという。

 「今はかなり健康だよ。大切なことだ。でもしらふでなくなったからといって、それまでの学びや全ての時間を失うわけではない。しらふでいる日時は変わるが、変わるのはそれだけだ」「前に知っていた全てを知っているから、死なずに戻ってこれるよう闘えるかぎり、学びは大きいんだよ」と話した。

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