ガメラ、宇宙戦艦ヤマトの科学考証務めたサイエンスライター鹿野司さんが死去

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(New Africa/stock.adobe.com)
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 映画「ガメラ2 レギオン襲来」、アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」などの科学考証を務め、SFマガジンでの連載をまとめた科学エッセイ集「サはサイエンスのサ」で知られるサイエンスライターの鹿野司さんが10月17日、63歳で死去した。愛知県出身。早川書房が20日、公式サイトで発表した。死因、通夜等については触れられていない。

 鹿野さんは科学、コンピューター、SF誌を中心に、コラム、インタビュー記事を執筆。映画、アニメ作品の科学考証なども手掛けた。SFマガジン連載の科学エッセイ「サはサイエンスのサ」は、1994年より、死去直前までの長期連載となった。エッセイ集は2011年星雲賞ノンフィクション部門を受賞した、他の著書に「オールザット・ウルトラ科学」、「狂牛病ショック」(共著)、「巨大ロボット誕生」、「教養」(共著)がある。

 訃報を受け、漫画家の吉田戦車さんは「鹿野司さん、知りあってから30年ぐらいか… 寂しいです。」と、SF作家・漫画原作者の高千穂遙さんは「かれには、小松左京さんの蘊蓄を拝聴し、1冊の本にまとめる企画を徳間書店にだしたとき、お願いして協力していただきました。鹿野くんがいて、はじめてその本、『教養』を世にだすことができたのです。心より、哀悼の意を表します。合掌。」と、それぞれ自身のツイッターに投稿し、故人を悼んだ。

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