「ポプテピピック」初の展覧会 ロゴにアイデンティティの〝あのポーズ〟が描かれていない理由とは

松田 和城 松田 和城
本当は〝あのポーズ〟をしていました「ポプテピピック展-しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから-」ロゴ©大川ぶくぶ/竹書房©大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード
本当は〝あのポーズ〟をしていました「ポプテピピック展-しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから-」ロゴ©大川ぶくぶ/竹書房©大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード

 10月からテレビアニメシリーズ2期がTOKYO MXなどで放送されている「ポプテピピック」初の展覧会「ポプテピピック展-しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから-」展が、14日から東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAで開催される。開幕に先立ち13日、メディア向け内覧会が行われた。

 漫画家・大川ぶくぶ氏による4コマ漫画が原作。単行本(全5巻)の各表紙で主役のポプ子、ピピ美が中指を立てる様子が描かれていることから、その姿は作品のアイデンティティーとして親しまれている。そんなアイデンティティーが、今展覧会のロゴにはない。ポプテピピック展実行委員会の担当者によると、企画段階では、2人とも中指を立てていたというが、「広告、宣伝を進めていくにあたり…、諸事情により外しました」と苦笑いした。

 18年に放送されたテレビアニメ1期では、30分番組の前半と後半で、同じ内容を声優のみ変更して繰り返す従来にないスタイルを敢行。21年の再放送のリミックス版と合わせ、ポプ子とピピ美を担当した80人の声優陣が作品を盛り上げた。展覧会ではこれらの出演声優陣をまとめた大パノラマ、1期の名場面集パネル、名シーンに使われた小物や、画コンテ、原画を展示。入り口付近には、同作が生まれるきっかけとなった竹書房と大川ぶくぶ氏間で交わされた1枚のメモを公開。展覧会を通じ、誕生から今日までの軌跡を振り返る内容となっている。

  展覧会は11月6日まで開催される。担当者は「ちょうどアニメ2期のオンエアが始まって2週間くらいのタイミングでの開催。1期が数年前だったということもあって、気持ちがかなり皆さん高ぶっているところだと思うので、ぜひ展覧会に足を運んでほしいです」と呼びかけた。

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