OCTPATH・栗田航兵&海帆 結成1年で感じたお互いの成長「何でもこなしちゃう」「生きる場所見つけた」

ポーズをとるOCTPATHの(左から)海帆、栗田航兵
ポーズをとるOCTPATHの(左から)海帆、栗田航兵

 8人組ボーイズグループ「OCTPATH(オクトパス)」が、サードシングル「Like」を11月16日に発売する。デビュー1年目の今夏は、大型音楽フェス「SUMMER SONIC 2022」に出演し、グループ初のワンマンライブも開催した。11月に結成1周年を迎えるメンバーの栗田航兵(20)と海帆(23)が、お互いの成長や今後の目標を語った。

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 ―新曲のコンセプトは「STEP UP」。お互いへステップアップしたと思うことは。

 栗田:(海帆は)元からセンスの塊というか、何をやってもこなしちゃうのはずるいなあと思います。「MY PATH」(9月に開催した初ワンマンライブ「OCTPATH 1st LIVE -MY PATH-」)では、僕たちは持ち曲が少なかったので、メンバーが得意なものを披露するショーケースというのを設けたんです。海帆くんは曲を2曲作って披露してた。前から作詞作曲は好きって言ってたんですけど、想像を超えました。「なんでこれをサードシングルに入れんの!?」と思うくらい(笑)。「ただ好き」からそこまで行けるのがすごいなって。初めて会った時も多才だったんですけど、この1年を一緒に過ごして、それが一番咲き続けてるのが海帆くんかなと思います。みんなもつぼみが開くんですけど、開花が誰よりも多い。

 海帆:栗ちゃん(栗田)は、笑顔を振りまいたりするムードメーカー。でも実は、「本当の自分はどうなんだろう」みたいな深い話の相談もあったんです。でも本当の自分の(個性が)生きる場所を自分の中で見つけて、それに向けてめちゃくちゃ頑張ってるんだなと感じます。例えば、話をする時に相手がどう思ってるんだろうということをしっかり踏まえた上で説明できている。すごい成長だなって思いますし、僕が二十歳(はたち)の時は絶対できなかったんで、それをできてるってすごいなと思いました。

 ―悩みを相談する仲なんですね。

 栗田:僕が一方的に言う(笑)。言いやすいメンバーだと思います。みんなにも結構言うんですけど、まず軽くジャブで1発、海帆くんに。軽いジャブだったらめちゃくちゃノッってくれるのでそこで終わることもあります。

 ―フェス出演や初ワンマンライブ開催など、デビュー後初めての夏を過ごし自身の成長したところは。

 栗田:考え方ですね。去年はまだ考えが子どもだったんですけど、ここ1年(スタッフやメンバーと)話し合いとかをしていく中で、「ここをこう伝えたらいい」とかも分かってきました。欲望のままストレートに口に出してたんですけど頭で整理してから出るようになりましたね。なんか落ち着きました(笑)。

 海帆:僕は目標達成力。自分が思ったことを成し遂げられたと思います。前回(7月)のファンミーティングで初めて自作曲を30秒だけ披露した時は、まだ作曲を勉強したばかりで、THme(ファンの愛称)の前で披露するなんて…と思ったんですけど、不完全でも自分のできる最大限を出そうと進めてみたら意外とスムーズに進んだんです。「MY PATH」では2曲もやった。(メンバーの小堀)柊と一緒にやって、ディレクションして柊の良さをしっかり出すという共同作業も初めてで、初めてだった割には自分の中のイメージに近づけて披露できたと思います。チャンスをこんなに早く頂けて任せてもらえるところはないと思うので、そのチャンスを絶対に生かしたいと思ってガツガツいってました。

 ―普段はどのくらい作曲に時間をかけるんですか。

 海帆:「MY PATH」以前は、毎日3時間ぐらいやってましたね。仕事が終わったらすぐパソコン開いてやるみたいな生活でした。(期限に)間に合わないっていうプレッシャーが大きくて。「Like」の振り付けもあって、いろんな方面の仕事に堪えきれないと分かっていたのでそれが始まる前に絶対に終わらせる、と。メンバーには申し訳ないけど、ミーティングの途中に抜けたこともあったくらい切羽詰まっていました。栗ちゃんにも「海帆くん切羽詰まってましたよ」って言われたくらいで、自分の中でも大プッシュした時期でした。

 ―作曲は独学で。

海帆:基本はそうですね。YouTubeを見ます。僕は海外のソフトを使っているので、チュートリアル(動画)も海外の人がやっていて全部英語。僕は英語学習も好きなのでちょうどいいやと思ってやっています。作曲ノートとかも作っていて、ずっとのめり込んでました。

 ―これからステップアップしたいことは。

 栗田:(メンバーの)四谷(真佑)も作詞作曲して披露したり、ダンスを作っているメンバーもいたので、何かを作ったり自分で何かを成し遂げたりしてみたい。僕は本当に何もやったことないですけど、それを乗り越えているメンバーを見ると何か違うものを持ったなと感じるので、興味はすごくあります。作詞とかやってみたいです。最初はたぶん一人でできないので誰かに教えてもらいながらなんですけど。

 違う方面では、カラコンをプロデュースしたいというのはずっと言っていて、いつかかなうといいなと。僕がカラコンを着けだした時は男がカラコンってあんまり…っていう時代だったので、着けにくいなと思ったことがありました。そういうことがなくなったらいいなと、僕は男の人用のカラコンを作りたいと思ってます。今日着けているのは色だけ変えるやつで、フチはなくて(黒目の)中の光を足して目がうるうるに見えるやつ。バレないような、男の人も使いやすいカラコンをいつかプロデュースして、自分がそのモデルになって売りたいと思ってます。

 海帆:僕は1年くらい前からやっていたギターとか、ピアノとか。ギターのある程度のコードはいけるんですけど、それをもっと自由自在に操ることができたら。機材だと打ち込みですけど、楽器を自分で弾きながら口ずさんで作ると、自分がイメージするコードとメロディーがダイレクトに出るじゃないですか。自分のしたい音楽により素早く、より近づけられる道だと思い始めて、適当にギター弾いて歌ってみたり、イマジネーションを具現化するやり方を最近やってます。メンバーの(古瀬)直輝がコード分かるんで、これから聞いて色いろいろ学んでいきたいです。

 ―新曲の歌詞の好きなところは。

 海帆:僕は「This is how we do it いいじゃん自由奔放」。これが僕のやり方で自由奔放にやっていこうぜっていうメッセージです。自由さは僕の中ですごく大事にしているところで、好きなことにまっすぐなタイプでした。ずっと昔から変わってないです。

 栗田:「人生一度きりだって 後悔はダメだって」という歌詞がすごく好きです。人生一度きりやけん、後悔しないように生きたいなと昔から思っていたのでこの業界に入りました。後悔は全くしてないですし、自分の進んだ道が正しいっていうのは全人類その通りだと思う。その歌詞を聞いて、人生一度きりだから後悔せずに思ったことを突っ走ってやってほしいと思います。

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