ごぼうの党・奥野卓志代表が「花束投げ捨て事件」を釈明 RIZIN運営とメイウェザーを猛批判し「品性下劣なのは誰なのか」と反論

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
奥野卓志氏
奥野卓志氏

 25日に行われた格闘技イベント「超RIZIN/RIZIN.38」で、フロイド・メイウェザーへの花束贈呈の際にリング上で花束を投げ捨てた、政治団体・ごぼうの党の奥野卓志代表が30日、同党の公式YouTubeチャンネルで「緊急釈明会見」と題した動画配信を実施した。同党の公式ツイッターでは「『ごぼうの党』奥野卓志(たかし)が事件の全容について真相真意を初めて語ります」と予告していた。

 奥野氏は動画で、自ら「花束投げ捨て事件について釈明します」と明言。2018年の大みそかに行われた那須川天心―メイウェザー戦について言及し、RIZINの主催者がメイウェザーの言いなりになって天心を守らなかったことが、今回の騒動の遠因にあると主張した。「商業主義、数字、再生数、そういうのを見ているなと。選手を守る気持ちがない」と断罪。「今回、多くの皆さんが、『神聖なるリングを汚した、日本の恥だ』と書かれていましたが、私は井上尚弥さんのような日本を代表する本物のスーパースターにけしからんと怒られたなら返す言葉はなにもありません。ただ、私は井上尚弥選手が一生懸命に取り組まれているボクシングの四角いリングと、今回のRIZINの四角いリングは違うものであると思っています」と、RIZINの運営サイドを厳しく非難した。

 さらに、メイウェザーの過去の人種差別発言などを列挙。また、リング上でメイウェザーと相対した際に「目がはっきり見えたんですけど、数百億円持ってる超スーパーチャンピオンでありながら、目が泳いでるというか、クラス全員からいじめられてるいじめられっ子のような、そういう自信のない目をしてたんですね」と分析も。続けて「主催者が選手を守らない。そんなリングを果たして神聖な場所と呼べるのか。品行下劣なのは誰なのかと。私はメイウェザーのように、言葉と暴力で相手を傷つけるのではなく、ここは日本なので、礼儀と礼節を重んじる日本に来たら、今までのように何でも好き勝手やっていいわけじゃないんだぞと、主催者が言えないんなら何かパフォーマンスをしてやろうということで、無言の抗議として」と、花束投げ捨ての〝意義〟を訴えた。

 奥野氏は「超RIZIN」の朝倉未来―フロイド・メイウェザー戦に先立つ花束贈呈で、メイウェザーに対して渡す予定の花束を目の前でリング上に投げ捨て、多数の批判を浴びた。29日には、人気ユーチューバー・ヒカルのYouTubeチャンネルにゲスト出演し、「あの行為自体は、あの場に適切ではなかったと、深く思いました」「日本のイメージまでマイナスに語られることもあると思う。とんでもない過ちをしてしまった」などと語り、「この場で謝罪をさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした」と謝罪。さらに朝倉やメイウェザーに対しても謝意を示していた。

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