米国のテレビドラマ『リバーデイル』への出演などで知られるライアン・グランサム(24)に終身刑が言い渡された。2020年に実の母バーバラ・ウェイトさんを銃で殺害した罪を認めていたライアンに22日、カナダのブリティッシュコロンビア州最高裁判所で判決が下された。
E!ニュースが入手した地元検察当局の発表によれば、ライアンは14年で恩赦を受けられる可能性があるが、生涯にわたり銃器の所持禁止が命じられたという。
ライアンの弁護士は同メディアに対し、依頼人が逮捕されてから「人生を立て直そうと必死の努力をしてきた」と話しており、「精神的な支援も多々受け、自分のしたことに苦しみつつも責任を受け入れていますが、その償いに残りの人生を捧げることができるよう願っています」と続けた。
CBCによれば、法廷で読み上げられた自白文では、ライアンがスコーミッシュにある自宅で母がピアノを弾いている際に引き金を引いたことなどが明かされたという。
犯行翌日、ライアンは拳銃3丁と12本の火炎瓶などを車に詰め込み、カナダのジャスティン・トルドー首相が住むオタワのリドー・コテージへの行き方もプリントアウトしていたという。途中で気が変わりバンクーバーの警察署に自首するに至ったが、警察への供述の中で首相暗殺計画に自ら触れていたほか、それについて書かれた日記の一部も法廷で読み上げられた。